2~3年後、、

昨日は手術が夜までかかり、帰りによく行くうどん屋さんに行こうとしましたが、大学病院の近くにある繁華街は県からの休業要請のた全て閉店でした。人通りのない真っ暗な繁華街を歩きながら、特殊な時代を経験してるな、と思いました。

毎年参加している骨形態計測学会も、誌面開催Link となり(つまり抄録集が送られてくるだけ)、ランチョンセミナーLink をさせてもらう予定でしたが、キャンセルとなりました。

出張のない生活も悪くないな、と思ってましたが、やはり恋しくなってきました。新しい研究のほとんどは、学会や講演会で受けた刺激で思い浮かんでいますので、長く続くと影響が出てきそうです。

国内外で抗体検査Link の報告が始まりましたが、実際の「感染者数」は、多くの医師が予想していた通り、とんでもなく多そうです。「自分はすでにかかって治ってるんじゃないか?」と思っている人もいるかと思います。もし全国平均で1%だったとしても、100万人が既感染者ということになりますので、現在の1〜2万人どころの騒ぎではないです。

一方、日本での「重症者数」と「死者数」は、国際的には非常に少なくLink (米国 70,000人、イタリア 27,000人、ドイツ 6,000人、中国 5,000人、日本 400人)、その原因が何かが議論されています。検査されてない隠れ感染者がいるとしても、この差は説明できません。現在注目されているBCG説はとても興味深く、学内のウイルスに詳しい先生も、あり得ると言っていました。そして、ワクチンの買い占めがすでに始まっているらしいです。

するとどういうことになるかと言うと、「日本人においてこのウイルスの重症化率・死亡率はとても低い」ということになります。ただし「老人や基礎疾患を持っている場合の劇症型は治療は難しい」ということになるかと思います。よって、重症者の治療法や、院内感染の予防が、重要になってきます。

42万人が死亡するLink 」と脅されて、日本中が経済を犠牲にして自粛生活をしていますが、2~3年後は、治療や管理の方法に目処がつき、あの騒ぎは何だったんだろう、と思える日が来ることを期待したいです。

— posted by 千葉恒 at 06:18 am   commentComment [0] 

現場は何と戦ってる?

長崎は平和、、と思いきや、突然の事態Link となっています。こう来たか、、
長崎大学病院も急に臨戦態勢です。

私は整形外科医なので、今のところ何の役にも立っておらず、申し訳ない。
感染症内科、呼吸器内科医がかっこよく見えます。

ちまたでは、医療現場は大変、医療崩壊はもう始まっている、とよく言われていますが、
不思議なのは、コロナウイルス「自体」と戦っている医療従事者は、医療現場でも少数で、
ほとんどの医療従事者は、コロナウイルスの「管理体制」と戦っていると思われます。

例えば私に陽性が出たら、私は当然隔離ですが、濃厚接触の同僚や家族も一旦隔離、
その間、外来や手術がストップし、治療が必要な患者さんに迷惑をかけてしまいます。
ましてや、患者さんたちに感染させてしまおうものなら、責任は重大です。

つまり現場の多くの医師(感染や呼吸器を専門としてない医師)は、おそらくは、
自分の陽性よりも、それに伴う職場の機能停止や、院内感染、家族への感染を恐れています。

よく「医療従事者へ感謝を」と流行りのように言ってますが、あれは要らないですね。
そういう仕事とわかって、医師の道を選んでいるLink わけですから。

いつまでこの状態が続くのでしょうか? 難しい問題ですよね。
撲滅は不可能ですので、インフルエンザ並みの扱いになる日が来ないと、通常診療はなかなか厳しいです。

では医療従事者でない、会社員や自営業とか主婦や学生は、何と戦っているんでしょうか?
ほとんどの人は有症状の感染をしていないので、直面している問題は、心理的恐怖だったり、
そして最近は、自粛・StayHomeだったり、経済的なものだったりすると思います。

マスコミの影響で、過激になっている側面もあり、自粛原理主義者が、
もはや、外に出ると車にひかれるかもしれないからStayHomeしよう、レベルまで近づいています。

このサイトLink を見る限り、数値上は日本全国でのピークアウトは始まっているように見えます。
2週間のずれがありますので、4/7の緊急事態宣言・StayHomeの前から、指数関数的増加はすでに止まっていることになり、
8割削減を提唱した西浦シミュレーションは、実証科学的にはすでに否定されている形です。

ただこのサイトのデータには、隠れ感染が含まれていませんので、実際のところはわかりません。
今後も医療施設や長崎のクルーズ船のように、断続的にクラスターは発生し続けると思いますので、悩ましい状況は、長く続きそうです。

書き出したら熱くなって、専門外のことを語り過ぎました。専門外の私見ですので、あまり参考にしないようにお願いします。

— posted by 千葉恒 at 08:30 am   commentComment [0] 

物々しすぎる

サンフランシスコの森岡先生より最新情報をもらいましたが、コロナの影響でUCSFが「来年6月までの新規雇用を中止」しました。
UCSF Hiring FreezeLink  、、なんちゅうこっちゃい。(*自分のグラントを持っている人はまだ余地がありそうです)

留学や国際学会でレベルアップを目指してきた自分の過去を考えると、居た堪れない思いです。
今春から米国留学を予定していた人たちは、どうしているんでしょうか? 急遽中止ですよね。
来年から留学したい人たちは?? 今の状況では、留学を家族に説得できません。

米国のアカデミアは、世界から優秀な人材を集めることで、成り立っている部分があります。産業やスポーツなど全ての分野で言えることですが。
例えば、私の所属していたラボのボスは二人とも外国人でした(インド人とドイツ人)。今後の米国アカデミアへの影響を懸念しています。

日本も遅れて厳戒態勢です。しかしながら、日本は米国とは状況が違います。
専門家でないので間違ってたら申し訳ありませんが、日々のニュースが「総数」や「感染者数」で煽るのはどうかと思ってます。
よく見るのはこの手のまとめLink ですが、一般の人たちはこのグラフの上がり方に恐怖を感じるのではないでしょうか。
「総数(累計)」は永遠に減らないし、撲滅を目指せるわけではないです。

重要なことは、このサイトLink の5、6番目のグラフの「新規」の「重症者」「死亡者」を増やさないことですよね。
現状は、一般の肺炎、脳卒中、交通事故のそれと比べると、はるかに抑制できており、日本はまだコントロールできている範囲だと思います。
今後の問題は、上記に強く影響を与える、院内感染、施設内感染になってくると思います。

2020-04-13194734



— posted by 千葉恒 at 06:42 pm   commentComment [0] 

03QUS

古野電気株式会社(兵庫県)が開発した新しい超音波骨測定装置を、長崎大学のHR-pQCTで検証し(03QUS)、兵庫医科大学の関連施設で実際に健常者や患者さんたちを測定した、共同研究の論文が、Journal of Clinical Densitometry(IF:2.184)にアクセプトされました。

PubMedはこちらLink で、オープンアクセスLink です。長崎大学のHR-pQCT研究の7個目の論文となります。

シンプルに見えますが、大変苦労した論文でして、足掛け何年かな、、4年かかりました。

装置を開発した古野電気株式会社には縁があり、魚群探知機で世界的に有名な会社ですが、実は会社の創業が長崎県口之津町Link なんです。医療応用の部門が、踵骨QUSLink を製造しており、これも全国でもとても普及しています。

古野電気の、末利様、新井様、河尻様には、デバイス開発にかける熱い情熱に接することができ、私自身の視野も広がり、刺激になりました。ありがとうございました。

また、論文化にあたって、データを提供いただいた兵庫医科大学の楊先生、岡山先生、辻先生には、この場を借りて、御礼を申し上げたいです。みなさまにいただいたデータを世に出せて嬉しく思っています。

超音波骨測定装置の外観や測定方法、HR-pQCTで検証した画像を下に示します。本装置を用いて皮質骨の劣化を選択的に評価できることが実証されています。



2020-04-0473053



2020-04-0473106




— posted by 千葉恒 at 07:11 am   commentComment [4] 

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