PubMedはこちら で、オープンアクセス です。長崎大学のHR-pQCT研究の7個目の論文となります。
シンプルに見えますが、大変苦労した論文でして、足掛け何年かな、、4年かかりました。
装置を開発した古野電気株式会社には縁があり、魚群探知機で世界的に有名な会社ですが、実は会社の創業が長崎県口之津町 なんです。医療応用の部門が、踵骨QUS を製造しており、これも全国でもとても普及しています。
古野電気の、末利様、新井様、河尻様には、デバイス開発にかける熱い情熱に接することができ、私自身の視野も広がり、刺激になりました。ありがとうございました。
また、論文化にあたって、データを提供いただいた兵庫医科大学の楊先生、岡山先生、辻先生には、この場を借りて、御礼を申し上げたいです。みなさまにいただいたデータを世に出せて嬉しく思っています。
超音波骨測定装置の外観や測定方法、HR-pQCTで検証した画像を下に示します。本装置を用いて皮質骨の劣化を選択的に評価できることが実証されています。
1. やまなか — 2020/04/10@16:03:27
今、私達の地域は市役所と協働して一般市民に「QUSを用いた骨密度測定会」を実施してます。
今後、医師会と協力して、骨密度判定で骨密度低値の方をDXA施設に紹介(もしくは自己受診)してもらい、QUSの測定結果とDXA結果を比較していきたいと考えていました。
QUSは安全で簡易であるがゆえ、正確性に欠けるとしてあまり信頼されていないのが現状です。(実際に今の私達の地域ではそう思われています)
今回の研究で、QUSは本当に安全で簡便だがスクリーニングとしても非常に有用である事が広まれば、もっともっと予防対策が進んでいくと思います。