ねずみー

我が子たちが、ついに、ねずみーデビューしました。

初日はシーの方に行ったのですが、私にとっては、完全にトラウマの日になりました。
今でも思い出すだけで、心が傷みます。

午後に着いて、まずトイストーリーで、死ぬほど長い時間並んで、それでも子ども達は楽しんでくれてて、
その後は、夜のショーを見るために道端を陣取ったわけですが、

ショーが始まりだしたら、とんでもない人だかりで、小さい子供たちは、もうぜんっぜん見えない。
見えない!見えない!と泣き叫ぶ娘たち、責任の一端を感じて泣く息子、焦る私、、
なんなんだ、このシステム。許せんな。と、大人側も、心の傷を残して帰宅した初日でした。

二日目のランドの方は、エンジョイできました。いろんなものにたくさん乗れたみたいです。
私の仕事はパレード沿道の陣取りですが、1-2時間近く前からシート敷いて、パソコンで仕事して待ってました。
いい場所確保できて、子どもたちが、パレードのねずみやその仲間たちに、嬉しそうに手を振る姿は良かったです。

午後から小雨になったのですが、子どもたちは初めてのねずみーらんどを、楽しんでくれました。

以前ブログに書きましたLink が、私はアナハイムデビューでして、今回の人の多さに、心底ドン引きしました。
ベイマックスでも死ぬほど待たされて、これだけ? ポップコーンごときで30分以上の行列とかクレージー!

書きながらクレーマーの血が抑えられなくなってきたのですが、もう疑問点だらけで、
いい歳して痛すぎる大人が多すぎ、食べもの酷い、女子トイレ増やそう今すぐできることだろ、などなど、
とにかく、ツッコミどころ満載でした。

といいつつも、また行きたいですね。子どもたちはほんと楽しんでました。
次回は攻略法を練って。


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— posted by 千葉恒 at 12:36 pm   commentComment [0] 

モストダウンロード

今日は当直です。日曜の夕方に、医局で一人ぼっちで過ごしています。

ちなみに先月は、人生で初めて、「間違って当直」していました。ついにやらかしたな。
「今日は呼ばれないな、良い日だ」と思いながら、夕方に医局でごはんを食べてたら、
同僚のT先生もごはん食べにやってきて「どうしたの?」「当直です。先生は?」「当直だよ、、あれ?」
もうすぐ当直室に行こうと思っていたので、ここで気づいただけマシでした。彼のベッドで寝るところでした。
家に帰ったら、ちょっと反抗期の愛する娘(6歳)から、冷ややかな目つきで睨まれました。

2022年4月に「Bone」にアクセプトされた私たちのテリパラチドの論文Link ですが、ダウンロード数が多く、
11月の現在時点でも、「The most downloaded articles in the last 90 daysLink 」のベスト8を保っています。

Randomized controlled trial of daily teriparatide, weekly high-dose teriparatide, or bisphosphonate in patients with postmenopausal osteoporosis: The TERABIT studyLink

ただこれはちょっと裏がありまして、
今回は、「テリパラチド」の「RCT(randomized controlled trial)」で「フリーダウンロード」にしている、という点で、
ちょっとダウンロードのボタンを押したくなる条件を整えています。

論文の価値は、一般的には、「引用の数」で評価されています。
で、本件は単に雑誌ウェブサイトから「ダウンロードの数」ですので、本当の論文の価値とは言えないんです。 
とは言え、素直に嬉しいですね!

日本から発信される骨粗鬆症の「臨床」論文には、いくつか不利な点があります。

1つは「日本独特の製剤」です。日本で承認されているビスホスホネート製剤は、容量が海外の半量です。
また、週1回テリパラチドは日本だけの製剤ですし、さらには、活性型ビタミンD製剤も日本だけの製剤です。

そうなんです、
欧米人のエディターやレビュアーは、当然「自分たちが使用できる薬剤」の「白人」のデータに興味があるわけで、
「日本だけの薬剤」の「日本人」のデータには、さほど興味がないのです。
今回のテリパラチドの論文も、興味は薄いのです。レビュアーとのやりとりで、それは感じられました。

Made in Japan の薬剤がある、ということは科学力の証明であり、誇らしいことですが、こういう側面では不利です。

ビスホスホネートに関しては、腸管吸収率が日本人で高いらしく、半量でも白人と同等の効果と考えられており、それを説明しました。
また、週1回テリパラチドは「weekly high-dose teriparatide」と表現して、
high-dose teriparatideに興味のある人たちがいるのを知っていましたので、そちらに寄せました。
Study名も「TERABIT study」として、それっぽさを出しました。

日本の「臨床」論文の、もう1つの弱点は、「規模」です。
今回の論文はN=131(各群N=40程度)で、有意差がつきにくく苦労しました。
日本の医療は、「病院の集約化」ができてないため、診療の効率性だけでなく、臨床研究の規模にも影響を与えています。

論文大国となった中国ですが、その強みの一つは、圧倒的N数です。あと統計も強いように思います。
日本では多施設共同研究で解決していくことが一つの打開策かなと思われますが、私は苦手としています。
書類が煩雑で、評価項目に制限があり、データの管理や質の担保も容易でないからです。
ただ今後はチャレンジしていきたいと思っています。

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— posted by 千葉恒 at 11:21 am   commentComment [0] 

Ct.Th mapping

私たちHR-pQCT研究グループLink からの、第21弾の論文がアクセプトされました。

Cortical thickness mapping at segmented regions in the distal radius using HR-pQCTLink

Ct.ThはCortical thickness、つまり皮質骨の厚みのことです。
ちなみに、皮質骨厚は「ひしつこつあつ」と読みます。
「ひしつこつこう」ですと「厚」か「孔」か「溝」かわかりませんので、音訓読みになったんだと思います。

皮質骨厚はHR-pQCTで計測できるのですが、結果シートでは、例えば1.1mmみたいに表記されます。
これは、皮質骨全周における厚みの「平均値」であり、実際は、薄いところは0.4mmとか、厚いところは1.5mmとかなんです。

部位による厚みの詳細を表すには、厚みをカラーのグラデーションで3D画像で示すことが、技術的には可能で、
そういった論文は存在し、私たちもすでに、その手法を開発しています。
しかしこのカラースケール表示は、画像のみでの表現であり、逆に、数値での表現が難しいのです。
3D画像を見て、この部位は薄いよね、って言えるけど、その患者の代表値でないため他人とは比べられない。

そこで私たちは、厚みをあえて「普通」「ちょっと薄い」「けっこう薄い」の3分割にして、
具体的には、橈骨遠位部で、皮質骨厚が1.0mm以上をグリーン、0.5-1.0mmをイエロー、0.5mm未満をレッドにして、
レッドの面積が、全体の面積の中のどれだけを占めるのか(レッドゾーンが20%とか50%とか)、数値で表現するのはどうかと考えました。

加えて、橈骨の皮質骨を背側、掌側、橈側、尺側の4分割して、それぞれでレッドゾーンの%を算出してみました。

今回は横断的な研究で、30-50歳、50-70歳、70-90歳(N=60、各群N=20)で調査したところ、
背側と掌側でのレッドゾーンが、50歳以降に2.5〜3倍ほど拡大していることが示され、通常解析のCt.Thの変化より大きいことが示されました。

この手法は、今後多いに応用しようと思っており、第一弾の論文として、良いスタートできたと思っています。

太田真悟先生による本論文は、Journal of Bone and Mineral Metabolism(JBMM、IF:2.976)にアクセプトされました。
おめでとうございます!


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— posted by 千葉恒 at 10:42 am   commentComment [0] 

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