プロ研究者

7/13(水)の夜です。

股関節MRIの画像解析の練習がぼちぼち始まりました。
軟骨のセグメンテーション(解析領域の指定)や角度の計測(CE角やα角など)は、
今までずっとしてきているので得意です。問題ありません。

問題はソフト自体です。おそらく独自開発のソフトと思われますが、、使いにくいです。
Linux ベースになっていることも僕を悩ませます。
パソコンは好きですが、コンピューター言語を使いこなせるわけではないので、
ターミナルに暗号を打ち込む作業は好きではありません。

その上、この研究班の共同研究者には、とにかく言ってることが聞き取れない
アメリカ人2人がいるので、一緒にいるだけで胃が痛みます。


昨日、このグループのミーティングがあったのですが、興味深かったです。

カンファランスルームで教授が中心になって話を進めていくのですが、
どうもこの研究にはまぁまぁ大きいグラント(助成金)がついていて、
90例の4年間前向き研究みたいですが、予定通りに進んでいない様子でした。
印象としては、タイムスケジュールとバジェット(お金)の話が多かったです。
教授が研究員にそれぞれ進捗状況をチェックしていって、尻を叩いているような感じでした。

アメリカでは教授がグラントを集めて、研究員に仕事を与えており、
彼らは診療や教育で給料をもらっている訳ではなく、プロの研究者なので、
研究で結果を出して、申請した研究を計画通りに実行しないと、次がなくなるんですね。
研究で飯を食ってる人達の必死さを感じました。


今後、大腿骨サンプルのCT解析も始まる予定です。
共同研究者は聞き取れる英語を話してくれるヨーロッパ人で、
今までやってきた知識も生かしやすい内容でして、
僕としてはこちらの方が本命です。

— posted by 千葉恒 at 01:06 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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