パブリックアート

UCSFの日本人研究者O氏より、興味深いことを聞きました。
かねてより気になっていた、キャンパス内のオシャレなオブジェ達Link ですが、
カッコいいな、予算の余裕があるな〜、と関心していましたが、
これらは、学長の意向による「UCSFの建築費の1%をアートに使用するLink 」という決まり事だったそうです。

ちなみに僕のお気に入りは、これLinkこれLink で、ここLink に行きたいのですが、どこにあるか不明。
僕らが住んでいるハウジングには、KOTA EZAWALink というドイツ系日本人のかっこいい作品Link があります。

しかし、この発想はおもしろいですねー。
ただ「大学をオシャレにしろ」だけじゃこうはならない。1%のルールを課した訳ですね。

UCSFの見学に来た学生達は必ず「オシャレだ、カッコいい、こんな所で研究したい」と言って帰ります。
僕が勝手に思う所、アメリカは移民の国なので、教育もさることながら、
世界中から優秀な人材を集めることで、世界のトップであり続けました。
よって常に、世界中の人が住みたくなるような魅力的な国であろうとしているのかもしれませんね。

UCSFでは、実験動物の世話や、実験材料の準備、器具の整備の大部分を、アシスタントがしてくれるそうで、
これは日本との大きな違いで、研究の環境としては圧倒的にアメリカが良いとのことです。
僕の研究分野でも、患者のリクルートはコーディネーターがしてくれて楽です。

こうやって、優秀な研究者が日本から移ってしまうのはもったいないですね。
ノーベル賞を受賞した日本人が、アメリカの大学教授、って何回かありましたよね。
「労働環境への投資は、そのまま人材確保につながる。」当たり前と言えば当たり前です。

日本の大学の狭さ、天井の低さ、地味さを思い出して、ちょっとだけ帰りたくなくなりますが
、、いや、帰ります。長崎のおいしいお刺身が待っている。。(それだけじゃないですが)

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— posted by 千葉恒 at 12:07 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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