先日 、言及した変形性関節症(OA)の病態についてですが、
近年では下記の論文が話題となりました。
Identification of a central role for complement in osteoarthritis.
Nature Medicine 17, 1674–1679 (2011)
1 2 3
お隣のライバル校、スタンフォード大学からの報告で、
OAの発症過程における補体系による炎症性変化の中心的な役割を証明し、
OAは、以前から考えられていた 関節の wear and tear(摩耗)ではなく、
low-grade inflammation(軽度の炎症)によって引き起こされる、と導いています。
僕としてはやはり、その炎症性変化も、最初はメカニカルストレスに起因しており、
炎症で全てを説明できるものではないと思っていますが、
発症後の進行に大きな影響を与えているのは事実だと思っています。
T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0078 sec.
Comments