フィラデルフィア-1

たった今、フィラデルフィアから帰ってきました。
OARSIという変形性関節症(OA)の国際学会での発表のためです。5年前より参加していますが、振り返ると、バルセロナ、サンディエゴ、ブリュッセル、モントリオール、ローマと、開催地の良さも個人的には好きですね。

今年も残念ながらポスター発表でした。OARSIの口演発表の採択は各分野(新薬、手術、画像等々)でそれぞれ4-5人程度ですので結構難関です。
ポスター発表は質問者に一対一で答えるだけですが、留学の最後になっても相変わらずの英語力の無さで、なかなか思ったようには説明できません。まぁ、昔はポスター前に立つのも恐怖だったぐらいで(外人に話しかけられるのが嫌で)、今は質問に一応は答えられるし、質問して回ったりもするし、前よりは進歩しましたね。

何百もあるポスターの中から、多くの人に関心をもってもらうのは至難の業で、最近心がけていることを整理すると、以下の5つくらいが浮かびました。でも実際のところ気分次第で、完全には実践できてませんが。。

1、目立つ+わかりやすいポスターを作る: いわゆる "Hook(釣針)" として、興味を引くような図を、できるだけ大きく載せることにしています。
2、隣近所のポスター発表者にからむ: ご近所さんに質問してあげると、質問を仕返してくれます。隣近所はたいてい似たような分野の人なので話も通じるし、将来的にも大事なつながりになるみたいです。
3、通りすがりをつかまえる: 会話のキッカケとして、研究の要旨を30秒くらいで、よどみなく言えるようにしておくといいと思います。
4、遠くから連れてくる: 遠くのポスター発表者と議論していて、僕の見てもらえません?とか言って連れてきたりしたこともあります。
5、結局は内容: 新しくて重要な研究をすることは、簡単なことではないですね。

留学中あるあるですが、アメリカに住んでいると、出張先に行ってもアメリカ料理でなはく、日本料理屋を探してしまいます。

ホテルの近くのその名もYakitori BoyLink で食事をしていたところ、料理長が長崎出身で、しかもカウンターの隣に座っていたお客さんが福岡出身でフィラデルフィアのTemple大学医学部教授の Nobuto YamamotoLink 先生という方で、しかもしかも、山本教授の従兄弟さんが、僕がよく知っている長崎大学整形外科の同門の先生でした。
世界は狭い!と盛り上がりましたね。免疫学がご専門で、もうご年齢は88歳になり、30歳代に渡米して50年以上アメリカで研究者、教授として第一線でやられていたとのことです。いい出会いでした。

写真はクリームチーズが入った「フィラデルフィアロール」で、アメリカではたいていの寿司屋でメニューに入ってる定番です。


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— posted by 千葉恒 at 04:46 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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