UCSFセミナー講演

UCSFには日本人研究者たちのコミュニティーがあり、定期的にセミナーLink を開催していて、昨日はその会で講演をさせてもらいました。

タイトルは「骨の形を科学する - CT画像解析の最先端 -」です。
要旨は下記Link です:「骨の形には人類進化の歴史が刻まれており、その形態の全てに意味があります。それらは骨や関節の病気に密接に関与しており、種々の疾患に応じて様々な変化を呈しています。Computed Tomography(CT)には、病院で使用されるMulti-Detector Row CT(MDCT)だけでなく、micro CT、Synchrotron Radiation CT(SRCT)、High Resolution peripheral Quantitative CT(HR-pQCT)など種々のものがあります。本講演では、これらのCTを使ったヒトの骨形態学について紹介させていただきます。」

自分の研究について、一流の研究者達の前で30分以上しゃべるということは、僕にとっては少々ストレスでしたが、いい経験でした。

まずプレゼンに関しては、いろいろLink 試してみたくって、一つはスライドを極力シンプルにして、字は少なく、もはやスライドにタイトルもつけずに、ほとんど写真と図のスライドショーにしてみました。もう一つは、スライドを速いテンポで、今回の場合30分で約120枚のスライドを、15秒で1枚ペースで進めることでした。前からしてみたかったことだったので、いい練習になりました。

相変わらずスピーチが下手で、滑舌が悪くドタバタしてて、インタラクション、アイコンタクトが少なく、問いかけや間をもっと挟むべきでした。後で一人反省会をしてしまいました。

内容に関しては、UCSFの研究者は神経科学や腫瘍学を分子/細胞生物学的に研究されている方がほとんどなので、骨、しかも画像解析の僕の話にどれだけ関心を持っていただけるかは、かなり不安でした。しかし、そこは流石、優秀な研究者たち、みなさま大変よく理解していただいて、講演後やその後の懇親会でも本当に興味深い質問をたくさんいただきました。たとえ分野が違っていても、科学的・論理的な思考回路は共通したもので、かつ、分野が違うだけに、柔らかい発想、新しい視点でご指摘をいただいて、僕にとってたいへん有益でした。

帰国前の一仕事が終わった感じです。一安心。

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— posted by 千葉恒 at 02:10 pm   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

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