ご無沙汰してます。元気にしてます。
最近、夕食を家族と食べることが少ないです。
これは日本の医者では当たり前ですが、留学帰りだと疑問に感じちゃいます。
自分のスケジュール帳を見て、何が原因かを考えると、
当直、手術、講演会、飲み会、学会あたりがそれになりそうです。
今月は当直が4回入っており、週に1日はこれで費やしました。
夜までかかった手術が3回ほどあり、週に1日はこれ。外傷関連の人はもっと多いと思います。
講演会は3回参加し、週に1日はこれでしたね。実際はもっと開催されていて、全部出席するとけっこうな数になります。
飲み会は6回参加し、週に1−2日はこれ。大学病院は、スタッフやレジデントなどの出入りが多いので、歓送迎会がとっても多いです。
学会は今月はありませんでしたが(オフシーズンです)、秋に4つほど行く予定になっています。
これらで、週の半分以上はなくなりますね。
残り半分は、以前は、勉強や研究、残務処理に費やしていたので、毎晩外食してたことになります。今は家に帰るようにしていて、研究は早朝にやっています。4時起きです。
ちなみに昔は、カンファなどが夜までやっていましたが、今は早朝からするようになりました。
UCSFでは、どうだったかな。
僕は研究留学だったので、米国のMDの生活は正確にはわかりませんし、
レジデントとアテンディング(指導医)で生活が違いすぎるので一概には言えませんが、
まず、当直は、レジデント(1〜5年目)だけで回してました。以前、SFGHのレジデントに聞いたときは、3日に1日ほどやってると言っていました。アテンディングは、オンコールのみです。
手術は、内容によっては、やはり遅くまでやっていたようです。特に外傷や脊椎など。
講演会ですが、夜にはありません。毎週水曜日のグランドラウンドの7:30〜8:30amにやってました。月に3〜4演題で、外部の先生の講演は月に1回程度だったので、日本と比べると頻度は少ないですね。
飲み会ですが、皆無でしたね。米国の職場って、飲み会がほとんどないんです。僕の職場の場合は、公式の飲み会は2年間でなんと1回だけでした。しかも土曜の昼のBBQ。歓送迎会やホリディパーティーは、勤務時間中のランチタイムにちょろっとだけします。
夜は、家族や親しい友人と過ごすことが当たり前になっていましたね。
職場べったりの日本式は、正直僕は、嫌いじゃないんですよね。それはそれで楽しいですからね。。ただ程度ものです。
PSS -2
2013/8/22
米国滞在中から、僕が常々話のネタにしてた「日本の3大いいところ」と「アメリカの3大いいところ」は、それぞれ、
日本
1 食べ物 2 治安 3 医療保険
アメリカ
1 スペース(空間だけでなく、時間、こころ)
2 専門分化文化(狭い領域を極めた個人をたくさん揃えることを合理的と考える)
3 エンターテインメント(遊ぶ所だけでなく、余暇の過ごし方、人生の楽しみ方を知っている)
ですが、それを感じる日々です。
日本の食べ物のうまさ(特にコストパフォーマンス、10ドルでこんなに旨いものが!)、治安の良さ(公衆で現金を取り出すとき周囲を警戒する癖が未だに残ってます)を、ひしひしと感じます。
後者の3つですが、日本でそれをクリアするには、正直、強力な財源がないと無理なんですよねー。やはり人件費です:多くの人を雇って、組織を専門分化する(2)→ 個人のマルチタスクが減れば、時間の余裕、こころの余裕ができる(1)→ その時間は、遊びにも使える(3)
アメリカのコメディカル(和製英語です)の充実ぶりはやはり羨ましいですね。
例えば日本では、外来や手術中は病棟業務は基本的にストップしており、対処が後手に周ったり、場合によっては外来などを中断して対応したりすることがありますが、アメリカの病院では、ある程度のものなら、診察や処方までできちゃうナース(NP:ナースプラクティショナー)が解決するでしょう。
長崎大学整形外科では新教授・新体制になってから、その辺の改善もなかなか進んでおり、医局のアシスタントをかなり増やして、書類業務や研究補助業務を広範囲にアシストしてくれるようになりました。医師は医療に専念した方が、安全性も増すし、費用対効果もいいでしょうね。
日本のお中元のフルーツ、甘くてウマイデスネ。
日本
1 食べ物 2 治安 3 医療保険
アメリカ
1 スペース(空間だけでなく、時間、こころ)
2 専門分化文化(狭い領域を極めた個人をたくさん揃えることを合理的と考える)
3 エンターテインメント(遊ぶ所だけでなく、余暇の過ごし方、人生の楽しみ方を知っている)
ですが、それを感じる日々です。
日本の食べ物のうまさ(特にコストパフォーマンス、10ドルでこんなに旨いものが!)、治安の良さ(公衆で現金を取り出すとき周囲を警戒する癖が未だに残ってます)を、ひしひしと感じます。
後者の3つですが、日本でそれをクリアするには、正直、強力な財源がないと無理なんですよねー。やはり人件費です:多くの人を雇って、組織を専門分化する(2)→ 個人のマルチタスクが減れば、時間の余裕、こころの余裕ができる(1)→ その時間は、遊びにも使える(3)
アメリカのコメディカル(和製英語です)の充実ぶりはやはり羨ましいですね。
例えば日本では、外来や手術中は病棟業務は基本的にストップしており、対処が後手に周ったり、場合によっては外来などを中断して対応したりすることがありますが、アメリカの病院では、ある程度のものなら、診察や処方までできちゃうナース(NP:ナースプラクティショナー)が解決するでしょう。
長崎大学整形外科では新教授・新体制になってから、その辺の改善もなかなか進んでおり、医局のアシスタントをかなり増やして、書類業務や研究補助業務を広範囲にアシストしてくれるようになりました。医師は医療に専念した方が、安全性も増すし、費用対効果もいいでしょうね。
日本のお中元のフルーツ、甘くてウマイデスネ。
— posted by 千葉恒 at 11:48 pm Comment [0] TrackBack [0]
PSS -1
2013/8/18
さて、ポスト・サンフランシスコ・シンドローム(PSS)ですが、
主症状は、「サンフランシスコのあの青空が恋しい、、」とか言うデプレッション、または「アメリカでは~~」とか言うかぶれ。
僕の場合、前者の症状は思いのほか軽いですね。
「サンフランシスコに戻りたい、、」とか、今のところ全然ない。むしろ溜め込んでいた「日本に帰ったらこれしよう」的な事ができて、楽しいくらいです。
不満はありますよ。狭い、セマイ、空が狭い、天井が低い、エレベーターが狭い、汗臭い、店がタバコ臭い、、じきに大きな波が来るかも。
昔より考え方がポジティブになったような気もしますね。アメリカ人って、ポジティブな人、いつも笑顔な人が、多いですからね。その影響かも。その気持ちを忘れないようにしないとね。
カブレについては、かなりありますよ。
心の中でいつも、「アメリカならこうでしょう」とか思ちゃいます。良くも悪くも。
「さすが日本!」と「だから日本は、、」を連呼してます。でも帰国後2−3週で既に、その頻度はかなり減ってますね。
他国のいいところを日本へ還元できるかもしれないわけで、おかしな所を気付ける間に、慣れて鈍化してしまう前に、書きとめとかないと。
日本の中華料理、ウマイデスネ。
主症状は、「サンフランシスコのあの青空が恋しい、、」とか言うデプレッション、または「アメリカでは~~」とか言うかぶれ。
僕の場合、前者の症状は思いのほか軽いですね。
「サンフランシスコに戻りたい、、」とか、今のところ全然ない。むしろ溜め込んでいた「日本に帰ったらこれしよう」的な事ができて、楽しいくらいです。
不満はありますよ。狭い、セマイ、空が狭い、天井が低い、エレベーターが狭い、汗臭い、店がタバコ臭い、、じきに大きな波が来るかも。
昔より考え方がポジティブになったような気もしますね。アメリカ人って、ポジティブな人、いつも笑顔な人が、多いですからね。その影響かも。その気持ちを忘れないようにしないとね。
カブレについては、かなりありますよ。
心の中でいつも、「アメリカならこうでしょう」とか思ちゃいます。良くも悪くも。
「さすが日本!」と「だから日本は、、」を連呼してます。でも帰国後2−3週で既に、その頻度はかなり減ってますね。
他国のいいところを日本へ還元できるかもしれないわけで、おかしな所を気付ける間に、慣れて鈍化してしまう前に、書きとめとかないと。
日本の中華料理、ウマイデスネ。
— posted by 千葉恒 at 02:05 pm Comment [0] TrackBack [0]
送料
2013/8/15
どうでもいい話題ですが、ワインの送料について。
アメリカのお土産って魅力的なものが少ないので、いつも本当に悩むんですが、カリフォルニアの場合はワインがあります。
帰国時にワインを12本買って日本に郵送したのですが、最近、税金の請求書が来たので、本体価格以外にどの程度かかったか、ご参考までに、、
送料 162ドル(手数料含む)
保険 4ドル
税金 33ドル(関税6、酒税7、消費税15、手数料5)
計 200ドル
ワインショップでは送料・保険料だけで、税金は後から請求書が届きます。
200ドルを12本で割ると、17ドルなので、30ドルのワインが、47ドルになる、って感じですね。
これが日本で買うのと比べて損か特かですが、ざっとリサーチしたところ、半額ぐらいまで安くなるものから、むしろちょっと高くなっちゃうものまでありますね。
かといって、日本で買って「アメリカのお土産です」とか言って渡せないので、買うしかないです。
思い入れがあるけど日本ではなかなか手に入らないワインもありますので、結論としては、現地購入はアリだと思います。
アメリカのお土産って魅力的なものが少ないので、いつも本当に悩むんですが、カリフォルニアの場合はワインがあります。
帰国時にワインを12本買って日本に郵送したのですが、最近、税金の請求書が来たので、本体価格以外にどの程度かかったか、ご参考までに、、
送料 162ドル(手数料含む)
保険 4ドル
税金 33ドル(関税6、酒税7、消費税15、手数料5)
計 200ドル
ワインショップでは送料・保険料だけで、税金は後から請求書が届きます。
200ドルを12本で割ると、17ドルなので、30ドルのワインが、47ドルになる、って感じですね。
これが日本で買うのと比べて損か特かですが、ざっとリサーチしたところ、半額ぐらいまで安くなるものから、むしろちょっと高くなっちゃうものまでありますね。
かといって、日本で買って「アメリカのお土産です」とか言って渡せないので、買うしかないです。
思い入れがあるけど日本ではなかなか手に入らないワインもありますので、結論としては、現地購入はアリだと思います。
— posted by 千葉恒 at 02:52 am Comment [0] TrackBack [0]
さっそく英語で司会
2013/8/11
お久しぶりです。今週はあることに追われていました。
ブルガリアのプロブディブ(第二の都市らしいです)大学の人達が、国際交流の協定を結びに長崎大学に来ており、整形外科の教授も来ていて、医局で講演をしてもらうことになり、それのコーディネートすることになりました。
病院内の案内、講演の司会、家族との食事、などをすることになり、特に講演に関しては、医局内で1時間程度の講演をしてもらうことになったんですが、ちゃんと司会をできるのか(今までしたことないけど、)、ディスカッションは盛り上がるのか、僕の英語の話せな具合が帰国後いきなりみんなの前でばれてしまう〜とか、、まぁまぁのストレスで。。
病院内の案内: 外来、病棟などをまわり、景色のいい屋上まで連れて行きました。数字(ベット数、オペ数、内訳、スタッフ数など)は必ず聞かれるので簡単な資料を準備しておきました。屋上は、院内の防災センターに電話をすれば、こういう時は開放してくれるようです。
講演の司会: 演者の略歴などをこちらの方で簡単なスライドにして、講演の前にプレゼンしてみました。紙を読むより逆に楽かもしれません。質問は数個は仕込みました。仕込みなしの質問も多く出て、興味深い返答も聞けて良かったです。
記念品の準備: 当日に買いに行ったのですが、妙にはまってしまって1時間ぐらい悩んでしまい、その後ドタバタしちゃいました。結局、漆器の小箱など2-3個を選びましたが、早めに買っておくべきでしたね。
家族と食事: 寿司、天ぷら、焼き鳥、焼肉、しゃぶしゃぶ、トンカツ、ちゃんぽん、ラーメンなどを、写真付きでメールし、提案していたところ、8歳の息子さんが、焼肉を見たいと。。すぐ焼きあがる日本の焼肉を知らず、どんどん肉をほおりこむ教授、それをさばく僕、エキサイトして火の調整をしたがる息子、その最中も英語での会話、、と、気苦労しましたね。
In conclusion, いい経験でした。。
ブルガリアのプロブディブ(第二の都市らしいです)大学の人達が、国際交流の協定を結びに長崎大学に来ており、整形外科の教授も来ていて、医局で講演をしてもらうことになり、それのコーディネートすることになりました。
病院内の案内、講演の司会、家族との食事、などをすることになり、特に講演に関しては、医局内で1時間程度の講演をしてもらうことになったんですが、ちゃんと司会をできるのか(今までしたことないけど、)、ディスカッションは盛り上がるのか、僕の英語の話せな具合が帰国後いきなりみんなの前でばれてしまう〜とか、、まぁまぁのストレスで。。
病院内の案内: 外来、病棟などをまわり、景色のいい屋上まで連れて行きました。数字(ベット数、オペ数、内訳、スタッフ数など)は必ず聞かれるので簡単な資料を準備しておきました。屋上は、院内の防災センターに電話をすれば、こういう時は開放してくれるようです。
講演の司会: 演者の略歴などをこちらの方で簡単なスライドにして、講演の前にプレゼンしてみました。紙を読むより逆に楽かもしれません。質問は数個は仕込みました。仕込みなしの質問も多く出て、興味深い返答も聞けて良かったです。
記念品の準備: 当日に買いに行ったのですが、妙にはまってしまって1時間ぐらい悩んでしまい、その後ドタバタしちゃいました。結局、漆器の小箱など2-3個を選びましたが、早めに買っておくべきでしたね。
家族と食事: 寿司、天ぷら、焼き鳥、焼肉、しゃぶしゃぶ、トンカツ、ちゃんぽん、ラーメンなどを、写真付きでメールし、提案していたところ、8歳の息子さんが、焼肉を見たいと。。すぐ焼きあがる日本の焼肉を知らず、どんどん肉をほおりこむ教授、それをさばく僕、エキサイトして火の調整をしたがる息子、その最中も英語での会話、、と、気苦労しましたね。
In conclusion, いい経験でした。。
— posted by 千葉恒 at 11:18 am Comment [2] TrackBack [0]
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