まだ研究は始まったばかりですが,ACL再建術を受けた患者さんの軟骨の評価をMRIで行うものです.軟骨の評価にはT1rho mappingを用います.
今,僕はMRIの解析ソフトのトレーニングを終えたところです.
軟骨領域の抽出(segmentation)をして,それからT1rho値を算出する作業です.
同僚からやり方を教わり,「この3症例を使ってトレーニングしていいから.2,3週間もすれば慣れるよ」と言われていたので,不慣れなLinuxのPCを使って,自分なりにマニュアルを作りながらゆっくり作業していました.
ところが,あるミーティングで
Boss「トレーニングは進んでる?」
私「はい,頑張ってトレーニングしてます」
Boss「じゃあ,何例終わったの?」
私(え?何例?ホントは1例の60%くらいしか終わっていないけど)「い,1例です…」
Boss「まあ,いいでしょう.早く全部をsegmentationして.検者間の測定誤差を出して,誤差が少なくなるまでトレーニングしなきゃ」
私「そうなんですか…」
トレーニングとは(適当に)ソフトの使い方を練習すればいいと思っていたのですが,誤差まで出さないといけなかったとは!
そんなこと聞いてないよ(聞き取れなかっただけ?)と思いながら,PCの前に座りっぱなしで,目がシパシパするのを我慢してがんばりました.おかげで同僚からは「早かったね.だいたいよくできてるよ」と言われましたが.
日本にいる頃は膝班に所属していたので,膝のMRIのには多少慣れていたので助かりました.
こんな感じで言葉の壁を感じながら,日々,悪戦苦闘しています.
机はすごく広いスペースをいただいています.あと,目が乾燥するので目薬は必須です.
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