さて、PTHシリーズの最終回ですが、最後は雑誌社との闘いについてです。
以前、述べた
ように、
2022/4/12 論文PDFの公開当日に、表4、5があり得ない縦横比になっていることに気づき、すぐに雑誌社(エルゼビア)に訂正の依頼をしました。
どうもエルゼビアのアジアの支所みたいなものがインドにあるのか、私の担当者は全てインド在住のインド人でしたが、
ことあるごとに、不在の自動返信や、無視、2-3日待ての返信があり、あまりに怠惰で、まったく訂正が進みませんでした。
5/17 たまたま別件でつながったエルゼビアの日本人に直訴メールをしたところ、動いてくれました。
以後 別のインド人が登場しました。でも、そこからもまた時間がかかるかかる。
ほんと些細な訂正なんですよ。表4、5が異常に縦長く作られて、列の幅が狭すぎて、数字がとんでもなく読みにくい。
普通の幅の表にするよう依頼しただけなんです。そして、
6/8 やっと訂正が完了しました、、この表の訂正に要した期間は、2ヶ月間でした(憔悴)。
下記よりフリーダウンロードできます。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S8756328222000928?via%3Dihub
気が収まらない私は、Corrigendum(Erratum)を出すように依頼しました。
この2ヶ月間に、私の論文は、most download の1つになっていました。
数字を読み取れない間違った表を載せた論文が、多くの人にダウンロードされたかと思うと、私としては焦るような気持ちでいっぱいでした。
Corrigendumを出して、PDFを差し替えてもらいたい、と思うようになったわけです。
想像にたやすく、Corrigendum の掲載にも時間がかかりました、、1ヶ月間です。
当初は、まるで「Authorが表を作り直して、差し替えた。Authorは謝る。」みたいな文章にされたので、
それを訂正し、最終的には「クリアでなかった表が訂正された。BoneとAuthorはapologizeする。」みたいな文章でおさまりました。
7/1 やっとCorrigendumが公開されました。
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S8756328222001612?via%3Dihub
この闘いに要した時間は3ヶ月間です。
この論文は、私の研究キャリアの中で、最も代表する論文の1つになるのですが、こんなことになったのは悔やまれますね。
まぁこれを糧に、ステップアップしようと思います。
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