オーラル発表で、今回の学会の最大のストレスでした。
HR-pQCTで、肘関節の撮影・評価をする方法を長崎大学で開発したのですが、
まだどこもやっていないので、発表の機会をいただいた、といった経緯です。
発表でこんなに緊張したのは久しぶりでしたね。
声が震えて、舌が回りませんでしたが、まぁスライドで十分伝わったと思います。
質問も3つぐらいありましたが、なんとなく答えれた感じにできました。
ここまでこれたのも、全ては留学(2011~13)のお陰であり、それなしではありえない世界を経験できています。
あらためて職場の同僚たちに感謝したいですね。
今回のトピックスですが、
1)骨粗鬆症
- 標準撮影方法の変更について:大激論が交わされました。
- 骨折予測能:やはり皮質骨の関与が大きいようです。
2)骨粗鬆症以外への応用拡大
- 関節リウマチ:撮影・評価法の標準化が進められています。
- 膝、肘の撮影:撮影時間の長さの問題が解決されていません。
- 小児の撮影
- 筋肉量の評価(サルコペニア)
新しい技術ですので、多くの点でまだ創世記であり、だからこそ議論は常に面白いです。
ミーティングの最後は、ある統計家の大御所の発言で終わりました。
「コメントさせてくれ。俺はこのミーティングが好きだ。学会ではここまで深く議論ができないしな。」だって。わかるなー
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