日本骨粗鬆症学会が、OLSの役割を担う、骨粗鬆症に関する専門知識を有するメディカルスタッフの育成をしていて、「骨粗鬆症マネージャー」という認定制度を作っています。
で、九州エリアのOLS骨粗鬆症マネージャーの人たちの勉強会を、Webセミナーでやる、っていうことが始まっていまして、私が長崎の世話人をしているんです。
会自体は、土曜の16時、という微妙な時間から始まるのですが、九州、沖縄、山口の18会場で、各会場に5〜20人のメディカルスタッフ(ナース、PTなど)と医師が参加していて、トータルでは250人ぐらい集まっているという、意外と大きな集まりです。
今回は、私が開会挨拶と座長をする当番で、、いや〜、ほんと苦手。日本語下手すぎて、自分でも驚くわ。定型的な挨拶の仕方とか全然身につかない。経験値が足りませんな。またやりたいです。
今回のトピックスは、医科歯科連携と、骨粗鬆症性椎体骨折のリハビリについてでした。
骨粗鬆症の業界で、私の大好きな先輩、兄貴分である、池田聡先生(健愛記念病院 副院長)から、医科と歯科の距離を縮めるためにいかに苦労したかという話を拝聴しまして、勉強になりました。
歯科の先生の中には、整形外科医が骨粗鬆症のクスリを出したために、患者さんが顎骨壊死になって、自分たちがその尻拭いをしている、と勘違いしていたり、患者さんに公言したりする方がいるそうなので、長崎ではそういうことはありませんが、お互いの距離を近づけておくことは大事だと思われます。
池田先生の意見に私は同意するのですが、骨粗鬆症自体が、歯を悪くする因子なので(顎骨も骨粗鬆症になるわけですから)、そこに免疫力が低下するような全身合併症や加わることで、骨粗鬆症の程度が重度になり治療薬も必ず使いますし、同時に、歯の疾患を併発するリスクも高まるのだと思います。よって、重度の骨粗鬆症や全身合併症の多い方は、歯科紹介をすべきです。
当院では、骨粗鬆症に関する医科歯科連携は構築されていませんが、今後、進めていきたいと思っています。
Webセミナーってトラブルが発生しやすく、当日は大変でした。尽力された中外製薬のみなさまにお礼申し上げます。
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