先週の2月25日に、新しい骨粗鬆症治療薬が承認されました!
「オスタバロ皮下注カートリッジ / 一般名:アバロパラチド」(帝人ファーマ)です。
骨粗鬆症の新薬は、今後は当面、登場する予定はなく、アバロパラチドで全ての治療薬が出そろった形となります。
アバロパラチドはPTH製剤の1種です。
PTH製剤は、現在、テリパラチドの連日製剤(フォルテオ)と、週1回または2回の製剤(テリボン)の3製剤がありますが、いずれも成分はテリパラチドです。
アバロパラチドは、正確にはPTHrP製剤で、毎日自己注射する製剤です。
アバロパラチドはテリパラチドと比較して、骨代謝や骨量増加に与える効果、副作用などが少々異なるため、
その使い分けに関しては、これから皆んなで探っていくことになると思います。
実はこの薬剤は、既に2017年に米国FDAで承認されており(TYMLOS, Radius Health, Inc.)、
私のブログでも過去に、2015年のASBMR 、2016年のASBMR 、2017年のASBMR と、触れてきました。
日本での商品名「オスタバロ」ですが、なるほどそうきたか、「TYMLOS」とはだいぶ違い、
オスタが骨(Osteo-)で、それにアバロ(Abaloparatide)を足したわけですね。覚えやすいかも。
追記)上市時期は未定 だそうです。
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