Web講演

Web講演の生活に完全にシフトしています。
数えたところ今年は1〜6月で17回。月2-3回ペースですね。

Web講演のメリットは、移動がなくて体力的に楽。拘束時間が短いので、外来を休診にしたりなどしなくていい。
あと、裏話としては、講演料は同じですので、拘束時間で割った時給は高くなります。
デメリットは、座長や聴講者と親交を深めれない、その土地の風景や食事に出会えれない、ですかね。名刺を全く使わなくなりました。

開催側のメリットは、会場費(+会食費、タクシー費)がかからない分、予算が少なくてすむこと。
今年はエリアの講演会は、数がだいぶ増えていると思います。
また、会場がないため、10名でも1000名でも成り立ちます。先日させていただいたWeb講演は、私史上最大の2700名で、
学会のランチョンの何倍もの人に伝えれます。逆に10-20名の会で、質問も出ず、シーン、みたいなこともあります。

Webで良い、代替できる、という今の世の中の感覚は、長期的には限界が来るとは思います。
今、Webで済んでいるのは、旧知のネットワークをベースにしているからです。
もともと知り合いだから、Webでも成り立っている面は結構あります。

ただ、学会と違って、講演会は、Webはアリかもしれませんね。
議論や人脈作りの場、という要素が学会ほど強くないので。
ですので、on site も web もそれぞれ残るんじゃないでしょうか。

Web講演のコツですが、
まずはスライド作りが変わりました。Web講演は時間設定が20〜40分が多いです。60分は聴講者の集中がもちません。
聴講者の多くは、「ながら」視聴で、要点だけを短時間で収集したい人たちです。
スライド内容は、前置きは不要で、要点だけコンパクトが好まれます。

あと、些細なことですが、スライドの字のサイズは、一回り小さくなります。目の前のモニターを見ているので。

講演中ですが、聴講者が見えませんので、うなずきや居眠りなどのリアクションがわかりませんが、
めげずにPCに向かって語りかけ続けなければなりません。もう慣れましたね。

質問の出やすさはいろいろで、タイピングが面倒で質問が出にくい場合もあれば、
顔バレしないので質問が出やすい場合もあります。

スクショ問題は、難しいところですね。
知の共有と、著作権の保護はトレードオフですが、まぁ、しっかりpublishするに尽きるかと思います。

— posted by 千葉恒 at 11:28 am   commentComment [0] 

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