書き溜めちゃったんで、小出ししているだけなんですが。
最終日は恒例の、HR-pQCT Users’ Meeting です。
ASBMRの最終日の翌日に、HR-pQCTを使用している世界の仲間たちが集まって
近況をアップデートするミーティングで、3年ぶりの開催となります。
気になったテーマですが、
1)Scanco Medicalより年次報告
2022年現在、世界には96台のHR-pQCTが稼働しているとのことです。
第一世代が36台、第二世代が60台で、新旧の入れ替わりが進んでいます(北米5+28、南米3+1、欧州24+18、アジア豪4+13)。
HR-pQCTを用いた研究論文は、毎年100を超え、2022年9月時点で合計1234件におよびます。
その18%がJBMR(IF:6.7)、15%がBone(IF:4.4)、12%がOsteoporosis internationaI(IF:4.5)で、骨の専門誌3つで半分が占められています。
2)3D Registraion
縦断研究における骨の変化を詳細に見るための、新しい3Dマッチングの手法が開発されています。
私たちもやっているのですが、今回のを聞くと、すこしmodifyが必要かもしれません。
3)小児の撮影方法
骨が刻一刻と成長する小児の撮影部位や解析方法は、まだ確立していません。
現時点でも意見が分かれているような印象でした。私たちはもう少し様子を見ようかと思っています。
4)HR-pQCTガイドライン2020
HR-pQCTによる骨評価のガイドライン2020が、パブリッシュされました。
このUser’s Meeting が2019年以来でしたので、内容について親友のBurghardt 先生から報告がありました。
私たちが推している Relative offset method はガイドラインでも認められており、これで堂々と発表できます。
また、種々の用語も統一され、意義のあるガイドラインだったと思います。
ちなみに、このミーティングの前日には、恒例の気が重〜い、立食パーティーがあるのですが、
みんなワイワイやってるんですが、まぁ何をしゃべっているのかわからないわからない、、身の置き場がつらいです。
でも今回は、優しい人たちに救われて、磯部先生も大健闘して、2-3時間滞在することができました。
Comments