RSNA@シカゴ -3

この学会の面白いところは、クイズのようなイベントが多い点です。

初日の午後にある、Image Interpretation Session は、
各分野の画像診断の専門家に、事前に難しい症例の画像が送られており、
診断に至る過程をプレゼンテーションしてもらい、
最後に答え合わせをする、という名物企画です。
今年も8人全員が正解で、やらせ説疑惑もあるようです。

骨軟部分野では、Phosphaturic mesenchymal tumor という、
レアな疾患が問題となっていました。

他に、ポスター会場では、Case of Day という、画像2-3枚+病歴1行ほどの
クイズコーナーがあり、スマホで回答して、翌日、正解かどうかのメールが届きます。

私も骨軟部で1問だけ当てれましたが、ヒントが少なすぎて難しいです。

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— posted by 千葉恒 at 02:01 pm   commentComment [2] 

RSNA@シカゴ -2

今回、初めて知った興味深いことは、このAIブームは、
「異常所見の自動検出」以外にも応用されている、ということです。

1つは「計測領域の自動化」です。
例えば、筋肉量を計測する際、人の目でしか分離できない地道な作業があったのですが、
それをコンピューターに判断させる、というものです。

ただ、画像定量化の専門家として、私の意見は、この技術はまだちょっと怪しい、です。
異常所見の有る無しと違って、例えば骨の増加や減少は1-2%のわずかな数値をを見ています。
間違っていても確認者がすぐに判断できるレベルではないので、高い信頼性が必要です。

もう1つの応用は「CTやMRIの画質向上」です。

CTは、スピードや解像度の発展がすでにピークに達しており、残された課題は被曝線量です。
CTの画像化の原理であるFBPが、現在IRという方式に変わりつつあるのですが、
さらに、AIによるノイズ除去を加えることで、線量をかなり抑えることができるのだそうです。

一方、MRIの残された課題は、何と言ってもスピードです。
高磁場化やRFコイルの多チャンネル化などのハードに加え、
Parallel imaging や Compressed sensing などでスピード化がされてきましたが、
ちょっと理屈がわからないのですが、AIを応用することで早くなるそうです。

— posted by 千葉恒 at 02:44 pm   commentComment [0] 

RSNA@シカゴ -1

RSNA(Radiological Society of North America)という学会に参加するためにシカゴに来ています。
雪です!劇寒です!

RSNAは、放射線科の学会の中で、世界で最も大きな学会で、毎年11月末に、シカゴで開催されています。
いつか行きたいなと思っていた学会で、今回ついに参加することができました。

話題は何と言っても、人工知能(AI: Artificial Intelligence)や深層学習(deep learning)です。目白押しでした。

医用画像における「異常所見の自動検出」は、何十年も前から検討されていて、
私が研修医で放射線科にいた時、すでに話題に上がっていたのを覚えています。

それがこの数年、現実化の兆しが出てきています。

実臨床での有用性という点では、まだまだ先は長いですが、将来は、コンピューターが異常を見つけて、
放射線科医が確定する、という作業になるかもしれません(日立のウェブから、肺癌の自動検出の概念図を添付します)。

そしてこのAIブームは、放射線科医が「異常所見をレポートする人」ではなく
「診断をつける中心的な役割」であることを、再認識するきっかけにもなっているようです。

AIで仕事が効率化されることで、放射線科医は、画像だけでなく病歴や臨床検査、過去の論文などをトータルで検討した上で、
より質の高い画像診断を目指したり、より患者とかかわりを持つ時間ができると、学会長が講演されていました。


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— posted by 千葉恒 at 10:39 pm   commentComment [0] 

西日本整災

整形外科の九州エリアの地方会である、西日本整形・災害外科学会学術集会Link
2018年11月23日(金)・24日(土)に、長崎大学医学部で開催されました。

会長の尾崎誠教授のもと、さまざまなプログラムLink が企画がなされ、盛会となりました。

名誉なことに、ランチョンセミナーに指名していただき、講演をさせていただきました。
参加していただいた先生方、ありがとうございました。


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— posted by 千葉恒 at 01:46 pm   commentComment [0] 

同姓同名

骨粗鬆症学会がおわって1ヶ月。
もうすっかり次のモードになっていますが、

知人より指摘あり、骨粗鬆症学会の抄録集の索引に、
私の同姓同名がいるとのこと。。

実は以前から知っていて、ググったら北海道の方で、とっても気になっているのですが、
出会ってしまうと空間がゆがむかもしれないので、
というか縁がなくて、今までなかなか学会場でお会いしたことがありません。

あと、名前の横にはページ数があり、その数で発表数がわかりますが、
今年の本学会では、私が一番多かったそうです。

もちろん地の利を生かして発表数が多かったのでそうなったのですが、
こんなことは、人生で1回かなと思っています。これも思い出。。


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— posted by 千葉恒 at 12:49 pm   commentComment [0] 

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