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やっぱりオンサイト

出張がじわじわ再開しています。

まず五島。ホテルからの漁港の景色が萌えです。
薬剤師会での講演でした。会の後で、五島中央病院の整形外科の仲間たちと食事ができて楽しいひとときでした。

熊本。以前より都会になっていい感じです。住みやすそう。西日本整形災害外科学会の座長をしてきました。
兄家族が住んでいて、いっしょにランチできました。甥っ子がかわいかったです。

そして、富山。日本臨床リウマチ学会で、シンポジウムで発表してきました。新しい情報をゲット+新しいコラボ研究が始まりそうです。
また、旧友が富山大学医学部の微生物学講座の教授に就任しており、ラボ見学+語り合ってきました。がんばってるな〜、、刺激受けました。

東京。国立がん研究センターで、CTを専門とした放射線技師の研究会Link で講演しました。
これまた面白いアイデアをいただき、新たな研究、コラボが生まれるかもしれません。

そして、各地方で自然とお金を使ってきました。こうやって経済が回るのよね。

結論:時間、体力、費用はかかるが、やっぱりオンサイトは重要。間違いない。


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— posted by 千葉恒 at 11:27 pm   commentComment [0] 

骨粗鬆症学会&骨代謝学会 @Web

昨年に引き続き、骨粗鬆症学会&骨代謝学会がWebで開催されましたが、
私が主戦場にしている学会ですが、まぁ、見ない見ない。。

理由はもちろん、
- 休みを取ってない 目の前の業務で忙しい
- オンデマンド いつか見れるさ
- オンデマンド 数が多すぎて、全て見れてしまうので、引いてしまう
です。

会期は10/8-10でしたが、オンデマンドが11/30の今日までで、
とばしとばしですが、やっと昨日の夜に、チェックし終えました。
いや、し終えてないけど、終えたことにしました。

学会の内容は、正直、毎年大きく変わらないのですが、
見る側の興味の方が毎年変わるので、新しい情報を得られます。

私の専門は画像解析なので、最近の動向はチェックしていますが、
最近は、地域での骨折率の低下を目標として、
少しずつ、スクリーニング(検診)などにも興味を持ち始めています。

日本では健康増進事業として、40、45、50、55、60、65、70歳の女性に対して、
骨粗鬆症検診Link が市町村で行われていますが、義務ではないため、現在、その実施率は60%前後だそうです。
検診自体の参加率が低いことから、対象全体に対する骨粗鬆症検診の実施率は5%(長崎は4%)ともう全然です。
検査法も簡易なものなので、骨粗鬆症&骨折リスク患者をしっかり拾えるわけではありません。

長崎県でもそのへんの改善をすべきでして、今後、お役に立てないかと思っています。


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— posted by 千葉恒 at 08:09 am   commentComment [2] 

国際会議

HR-pQCTを使って関節リウマチを評価する手法を検討する国際的なコラボレーショングループがありまして、
私はそのメンバーに日本代表として入れていただいているのですが、そのミーティングが今回初めてWebで開催されました。

私にとっては、外人とZoomミーティングするのは初めての経験でした。

いつものごとく、私は最初の自己紹介と、1回だけ発言をふられてコメントしましたが、
その他は、引っ込み思案モードが発動し、ほとんど発言しない会となりました。

何度か発言しようとして頭の中で素振りをしましたが、素振りの段階でうまく英語で表現できずに、見送ってしまいました。
後悔。悲しいなぁ。英語力(スピーキング)を鍛え直したい。

あと、PhDがそうとう難しい発表や発言をしていて、日和りました。
これって懐かしい。留学時代に、最初から最後までわけわかんないPhDのプレゼンをよく聞いてたな。

しかしWebだと、音もクリアだし、その場で英和辞書で調べれていいですね。
留学中は、とっても易しい英単語を辞書で調べているのを、後ろの人に見られたくなくて、後ろに座ったりしてたな。

米国人と研究のミーティングをすると、以前から感じるのですが、すごくポジティブで、夢が大きいと思います。
日本人のミーティングは、スケールが小さくて、減点式な感じがあります。

私が考察するに、その違いは、研究費のシステムにあると思っています。

日本での研究は、外部資金を獲得しなくても、結構、開始できたりするんですが、
米国での研究は、グラントを獲得しないと、もう何にも始まりません。
研究費用も自分やスタッフの人件費も、全てグラントで賄われているからです。
自施設のCTやMRIを使う場合でも、日本では無料で使わせてくれますが、米国では費用が発生します。

グラントの申請が全てのスタートで、そこでは常に大風呂敷な夢を語ることを必要とされます。
つまり、でっかい夢をポジティブに語るトレーニングがされているんだと思います。

日本は逆にパイロットスタディを走らせやすい環境にあります。学会には有象無象の小規模な臨床研究が溢れています。
私たちの研究グループも、研究の数はやたら多いのですが、ほとんどがパイロットスタディで、
現在走っている大型研究は1つだけです(J-CaraT studyLink )。

今後5年間は、論文のクオリティを上げることを目標としているので、
デザインの時点でもうちょっと「夢」感を出していきたいですね。

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— posted by 千葉恒 at 08:16 am   commentComment [0] 

講演会 @北九州

久々、on-siteでの講演会をしてきました。

会場は、北九州市の黒崎で、いつものごとく、早めに現地入りして、街歩きをしてきました。私の趣味の1つです。

昔、整形外科の先輩(後藤先生)から、「いのちのたび博物館Link 、面白いよ。千葉せんせーは行ったらよいよ。」と言われたことが、ずっと頭の片隅にあって、今回、会場から近かったので、ついに行けました。

恐竜や動物の骨格標本が多数展示してあり、整形外科医にとっては、楽しい博物館です。
整形外科疾患の多くは、二足歩行が原因であり、それを夢中に考えれる空間です。

今回、考えたことを列挙すると、、

- 下肢は脊椎と骨盤を介して骨性につながっていますが、上肢は骨でつながってません。筋肉でつながっています。前鋸筋は私が大好きな筋の1つで、これを考える上で重要です。前鋸筋の面白さは私の父が教えてくれました。上肢と下肢の結合の仕方の違いは、呼吸が関与しています。

- シンプルな疑問として、どうして膝の屈伸機構は肘のような構造にしなかったのかと、以前から不思議に思っています。手を使うからではありません。前肢を捕獲に用いない多くの四足動物でもそうだからです。膝は骨性に不適合な関節でして、肘と異なり、半月板を必要とし、深屈曲ではロールバックしないといけません。ちなみに、四足動物は前肢の方が体重を多く負担し、関節は常に屈曲位です。膝蓋骨と肘頭は同じ役割をもち、伸側に位置し、巨大な種子骨です。

- 下腿骨と前腕骨はそれぞれ2つの骨から成立していますが(脛骨、腓骨)(橈骨、尺骨)、動物によって、片方の役割が少なく退化します。下腿ではたいてい腓骨が退化しますが、前腕は尺骨が大きい種と、橈骨が大きい種があり、その違いが何なのか気になります。

もっとたくさんの古い両生類の骨を見たいですね。そういう博物館に出会えることを期待します。恐竜の骨は実はあまり興味がないんです。あれは鳥ですから。ちなみに、ダチョウの骨格があったのですが、ティラノザウルスとかなり似ていて興味深かったです。ティラノザウルスは強力なダチョウだったのでしょう。

講演会はいつものごとく、骨粗鬆症やHR-pQCTの話をさせていただきました。on-site 10名ほどと、webのハイブリッドで開催されました。

講演会の後は、少人数で食事会があったのですが、やはり対面の交流は良いですね。また知人が増えて、輪が広がりました。
呼んでいただいた、私の大好きな先輩である、産業医科大学の酒井教授と池田先生に心より感謝します。


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— posted by 千葉恒 at 12:02 pm   commentComment [0] 

日整会基礎 ランチョン

日本整形外科学会 基礎学術集会でランチョンをさせていただきました。

日本整形外科学会(日整会:にっせいかい)学術集会は、
メインである学術「総会」と、
基礎研究にフォーカスした「基礎」学術集会と、
「骨・軟部腫瘍」学術集会の、3つで構成されています。

日整会基礎でランチョンさせてもらうのは初めてですが、内容的にはほとんど臨床の話をしてしまいました。

ランチョンセミナー9Link
骨粗鬆症および運動器疼痛
2021年10月15日(金) 12:10-13:10 第2会場
座長:宮腰 尚久  秋田大学
脊椎疾患由来の末梢性神経障害性疼痛に対する治療戦略
演者:黄金 勲矢  札幌医科大学
骨粗鬆症の治療戦略:デノスマブの役割,使い方と注意点
演者:千葉 恒  長崎大学
共催:第一三共株式会社

座長の宮腰尚久先生は、以前より骨粗鬆症の分野でお世話になっていますが、
今月10月より秋田大学の主任教授に就任されたそうです。おめでとうございます!

札幌医科大学の黄金勲矢先生は、留学先が同じで(UCSF)時期は違うのですが、同窓会などで仲良くさせてもらってます。
専門分野が違うのに同じランチョンでペアになれて嬉しかったです。縁がありますね。

今回もWeb配信となりました。配信風景をアップしてみます。こんな感じです。


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— posted by 千葉恒 at 05:36 am   commentComment [0] 

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