ミーティング

股関節グループのミーティングがありました。
月に1回ぐらいのペースであっています。
 
ぼくが現在メインに取りかかっているのは変形性股関節症に関する研究です。
変形性股関節症は加齢性変化などによって股関節の軟骨が摩耗や変性する疾患で、研究内容はMRI画像と歩行解析を組み合わせたものです。
 
千葉先生の名前も入っており、留学時に歩行解析をされていたと思います。
歩行時の股関節可動域を計測し、MRIでみられる骨髄浮腫や関節唇損傷などの有無を調べ、両者の相関性を調べるというものです。
 
前回7月のミーティングでは内容がわからず(そもそも話している英語がわからないときも多々あります)、今回は股関節グループが書いた過去の論文を頭にいれて、どんな内容でもいいから質問or発言して存在感を出すぞと意気込んで参加しました。
 
ぼくの指導係のMattとMikeが発表でした。
初期〜中期変形性股関節症患者が対象で、1年半後のMRIを初回MRIと比較し、骨髄浮腫などの改善がみられた被験者(Progressor)は、改善がみられなかった被験者(Non-Progressor)よりも歩行時の股関節の最大屈曲角が9°ほど大きかったという発表でした。
一方で、最大伸展位ではProgressorの方が9°ほど小さかったという結果が出ていました。
ProgressorはNon-Progressorよりも歩行時の股関節可動域が全体的に前方にシフトしているようです。
 
ほかのメンバーにとっても興味深い内容だったようで、発表が終わるとボスも含めあちらこちらから意見が飛び交いました。
「これは発言するチャンスだ」と思ったのですが、あまりにもみんなが話しているような状況で、かえってその中に割って入るのが難しかったです(それ以前にProgress=病態の進行と考えてしまい、あれこれ考えていたらタイミングを逸してしまいました)。
 
結局、今回も発言することはできませんでした。
来月こそはバシッと意見を言って存在感を出してきたいと思います(コソッとでもいいので)。
 
この歩行解析では平地歩行だけでなく、階段昇降、坐位からの起立動作、そのほかにもジャンプ、スクワットなどもやっています。
被験者の方は大変だろうなと思ってしまいます。
 
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平地歩行
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スクワット

— posted by 佐田潔 at 09:07 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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