アメリカ留学前の準備 (1)

 留学前はいろいろ手続きとかあって,医者の仕事をしながら,留学の準備するのはけっこう大変だと思います.今後,特にUCSFへ留学される方へ向けて,備忘録として残しておきたいと思います.ちょっと長いので2回にわけてアップしたいと思います.

 私のビザの種類はJ-1という種類で,家族が同行するならJ-2ビザの取得が必要です. 

1. DS-2019の発行申請(留学の約半年前)
 DS-2019の発行までが大変時間がかかります.これは受け入れ先の大学から発行してもらうもので,申請から発行までに最低でも2ヶ月かかると言われます.
その際,必要な書類として
・教授からの推薦状(英文)
・CV (Curriculum Vitae):英語の履歴書です.普段から自分の学会発表や論文はまとめておきましょう.
・財政証明書:アメリカで生活するのに十分な給与や資金提供があるか証明しなければなりません.最低額は大学や都市で異なるようです.私の場合は整形外科同門会から奨学金を出していただきましたのでその証明を英文で作成しました.
 受け入れ先の大学と何度かメールでやりとり(サインして送り返すなど)することになると思いますが,DS-2019発行には時間がかかるため,速やかに対応することをお勧めします.

2.領事館でのビザの申請(留学の3ヶ月前)
 DS-2019が届いたら(FedExで届きました),領事館で面接を受けなければいけません.長崎に住んでいたので福岡が近かったのですが,予約がなかなか取れないため,大阪の領事館を利用しました.ちなみにDS-2019は超重要書類ですので,くれぐれも紛失しないようにご注意を.
 ここでも必要書類が多く煩雑です.ネットでDS-160というフォームに入力しないといけないのですが,専門用語が多くて難しく,これで合っているかどうかもわからないし,自分の分を入力するのに3時間くらい費やしましたが挫折しました.書類に不備があると面接当日に門前払いの可能性もあると聞いたので,JACC渡航センターLink という代行業者を利用しました.(手間を考えると代金はそんなに高くないと思います.代行業者への書類も日本語で記入して大丈夫でした.)
 書類提出からビザ発行までパスポートを一時預けることになるので,この期間は海外旅行を計画しないようにしてください.

3. 領事館での面接(留学の1〜2ヶ月前)
 大阪のアメリカ総領事館Link で面接を受けました.長崎から日帰りもぎりぎり可能な時間でしたが,前日入りしました.領事館は淀屋橋駅近くです.妻と2人で行きました.
 朝9:30からの予約でしたが,10分くらい早めに行っても入れました.同じ予約時間の人たちはかなりいるみたいで早めに行くことをお勧めします.
 玄関でボディチェックがあり,携帯電話やパソコン,カメラなどの電子機器の持ち込みはできないと言われるので,あんまり持って行かないほうがいいと思います.(僕はスマホ,iPod,iPad,パソコン,ウォークマン,カメラ…とたくさん持っていたので預けるのが少し大変でした.)
 受付は代行業者に頼んでいたのもあって,書類はすんなりパスしました.
 面接というからには個室を想像していましたが,ガラス越しのカウンターが横に3〜4つ並んでいて,プライバシーのひとかけらもありません.現在の職業,渡航の目的,研究の内容,滞在期間を聞かれたくらいで,あっさり終了しました.3分くらいだったと思います.日本語を話せる面接官もいるようです.(罰金刑を受けたことがある人やパスポート紛失歴がある人などが面接に手こずっていました.)
 1週間前後でビザが貼られたパスポートが自宅に届きました.

 次回は,銀行,アパートのことなどアップしたいと思います.
 アメリカ留学前の準備(2)へLink

— posted by 岡崎成弘 at 10:06 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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