ASBMR @Vancouver -7

また研究の話に戻りますが、
私の専門分野(画像解析、薬物治療)で気になったのは、、

1)経口テリパラチド製剤

以前もリポートLink しましたが、テリパラチドの内服薬がイスラエルの製薬会社で開発中です。
Phase 3のを検討しているようですが、どうもまだ始まっていないようです。

今回は、PK(Pharmacokinetic)に関するポスター発表をしていました。
内服後20分でCmax500pg/mlに到達するというプロファイルでした。

経口のアナボリック製剤は、残されたテーマですので、今後の展開が楽しみです。

2)カプセル注射(Robotic pill)

とてもユニークな製剤の報告がありました。
カプセル製剤なのですが、内服すると腸内でカプセルが溶けて、内部のバルーンが膨らんで、
そこから針が出てきて、腸壁内にテリパラチドを注射します。
しかも、その針は、そのまま腸内で溶けるんです。

痛みなくテリパラチドを投与することができ、
毎日の自己注射から解放される、面白い発想だと思います。
ただ、現状では、1.0x2.6cmという、毎日飲むにはツラいサイズかなと思います。

サンノゼの会社が開発しており、その仕組みはすでに論文公開Link されているようです(下図)。



2023-10-27192543



— posted by 千葉恒 at 07:13 pm   commentComment [0] 

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