画像解析は私の最も専門とする分野です。
今回、UC BerkeleyのTony Keaveny先生より、以前から提案されていた大腿骨近位部のCT画像を用いた有限要素解析である
BCT(Biomechanical Computed Tomography)を、さらにアップグレードさせた手法の提案がありました(BCT+)。
そこには、骨(骨密度、ジオメトリー)に加え、筋量、皮下脂肪(転倒時のクッションとしての)の要素が取り入れられています。
また、ETH Zurich の大御所、Ralph Müller先生からは、In Silico Prediction というタイトルで、
これもシミュレーションですが、骨組織だけでなく、細胞活動も含めたシミュレーションが新たに提案されていました。
各種薬剤のIn Silico Predictionが、治験データを再現できている、との検証もされており、圧巻でした。
私はテクノロジーに夢を感じる人間で、本当は医師でなくて、こういう仕事をする人になりたかったのではないか、と、
海外の学会に行くたびに、そんな衝動に襲われます。
ちなみに、今回は社交も頑張ってみようと思い、Social Event に参加してみました。
よくわかってなかったので、立食パーティーぐらいに思っていましたが、、ダンスパーティー、というか、もうクラブみたいな状態で、
オーラル発表翌日のヤケクソ感もあったのか、輪の中に飛び込んでみました。。これって実は、会話がないので楽だな。
今回の旅では、池永先生がとても良い役割をしてくれて、もじもじしている私の背中を押して(実際に押して)、
みんなと踊って海外のお友達がまた増えました。後輩に教わることも多しです。ありがたや。
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