もうすぐ2年か

渡米した当初、ブログのネタ帳に、こんなことを書いていました。

「今のところ楽しいのは週末だけです。僕は職場でのコミュニケーションに、奥さんは家籠り生活に、ストレスフルな日々です。」

ネガティブな文面で心配されると思って、アップしなかったんですね。確かにそんな日々でした。
実は今でも、職場ではうまくコミュニケーションは取れてませんが、用事を伝えることはできますし、奥さんは家でかわいい息子といつも一緒ですし、状況は良くなりました。

同僚への愚痴も書いてました。これもネガティブなんでアップしなかったんですね。

「研究仲間は大卒後の学生みたいなヤツら、いや方々で、今日はそいつら、いや彼らと、大学病院の整形外科外来へ行って、調査対象となる患者さんを探しにいきました。そいつらは当日ドクターに会うとあって、ワイシャツでいつもより緊張した面持ちでした。おい、隣にドクターいるぞ。と思いましたが、若く見える僕は、日本でもそうでしたが、全くドクターの風格がないようです。。」

その後、苦労するんですね。病院で患者を収集するだの、同意書とって、問診して、MRI撮影して、モーションキャプチャーして、、アメリカ人相手にこれを僕ができるのか?? 日本では自分でMRI撮影をしてたので、UCSFでもデータ収集からできないかと思っていましたが、MRI室で患者さんが少しパニクって、なだめたり説明したりする場面に出くわして、これは無理だなと思い、徐々にドロップアウトしたのが正直な経過です。
トランスレーショナルスタディの留学は、人に関わるので、十分な英語力がないとツラいですね。その後、僕の仕事は、データ収集後の解析過程がメインとなりました。

サンフランシスコの深い霧の写真を貼ってみます。

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— posted by 千葉恒 at 02:13 pm   commentComment [4]  pingTrackBack [0]

この記事に対するコメント・トラックバック [4件]

Up1. しもさこ Website — 2013/06/17@14:39:39

千葉先生

残りの留学生活も皆様お元気で、楽しんでください!

サンセットからSFGHに通ってた頃、朝から霧の日が
多かったのを思い出しました。

6月12日に、無事に開院しまして、ホームページも
開設していますので、よかったら見てください。
http://www.fm-clinic.jpLink

外来のリハ診療を始めるにあたって、サンフランシスコでの
経験がとても役立っています。
ありがとうございました。

しもさこ

2. きよし — 2013/06/17@22:30:52

きょうの報道ステーションでサンフランシスコから山中教授が出演されてました。
ちょうど写真みたいに霧がかかっていましたが、『(研究といっしょで)霧がこのまま晴れないのではないかと思うこともあるが、必ずいつかは晴れる』みたいなことを言われていました。

3. ちば — 2013/06/19@11:42:44

ホームページ見ました。リハビリ施設が充実してますねー!
今後も長崎のスポーツ医学を向上すべく頑張ってください。頼りにしてます。

4. ちば — 2013/06/19@11:53:28

エールありがとう。心に響く言葉だな。サンフランシスコの霧は時として本当に深いけど、たしかに、晴れない霧はないな。留学の一番の心残りは、やっぱりラボの輪の中に完全に入りきれなかったことかな。聞き取れないって本当にさみしい気持ちでね。その辺は、今後きよしさんに任すよ。よろしくね。僕もこのままでは惜しいので、今後のコラボに向けて色々と画策してるよ。

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