骨粗鬆症学会&骨代謝学会 @Web

昨年に引き続き、骨粗鬆症学会&骨代謝学会がWebで開催されましたが、
私が主戦場にしている学会ですが、まぁ、見ない見ない。。

理由はもちろん、
- 休みを取ってない 目の前の業務で忙しい
- オンデマンド いつか見れるさ
- オンデマンド 数が多すぎて、全て見れてしまうので、引いてしまう
です。

会期は10/8-10でしたが、オンデマンドが11/30の今日までで、
とばしとばしですが、やっと昨日の夜に、チェックし終えました。
いや、し終えてないけど、終えたことにしました。

学会の内容は、正直、毎年大きく変わらないのですが、
見る側の興味の方が毎年変わるので、新しい情報を得られます。

私の専門は画像解析なので、最近の動向はチェックしていますが、
最近は、地域での骨折率の低下を目標として、
少しずつ、スクリーニング(検診)などにも興味を持ち始めています。

日本では健康増進事業として、40、45、50、55、60、65、70歳の女性に対して、
骨粗鬆症検診Link が市町村で行われていますが、義務ではないため、現在、その実施率は60%前後だそうです。
検診自体の参加率が低いことから、対象全体に対する骨粗鬆症検診の実施率は5%(長崎は4%)ともう全然です。
検査法も簡易なものなので、骨粗鬆症&骨折リスク患者をしっかり拾えるわけではありません。

長崎県でもそのへんの改善をすべきでして、今後、お役に立てないかと思っています。


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— posted by 千葉恒 at 08:09 am   commentComment [2] 

行楽

平日はよく働き、週末&祝日は、秋の行楽やってます。

11/3(文化の日)は、外海文化市Link に行ってきました。

昨年から始まったLink (のかな?)マルシェで、小さい村に、1000人ぐらいの人たちがあつまります。
知人が運営をしていて、行ってみましたが、楽しかったですね。餅つきではどこかで見たような人が、。

11/20(土)は、ひさびさに(コロナ後初)同門会が開催され、会場は例の出島メッセLink でしたが、
11/23(勤労感謝の日)は、縁あって、出島メッセの横にオープンしたヒルトンホテルLink に宿泊しました。

自分が住んでいる長崎市のホテルに宿泊するのは、変な気分でしたが、家族イベントとしては楽しめました。
ホテル内は、細部がいろいろおしゃれでしたね。
窓から稲佐山がきれいです。朝から虹がちょっとだけ見えました。ちょうど自宅から立ち上がっています。

今週はThanksgivingLink です。年末感が出てきましたね。クリスマスカードを送らなきゃ。その次は、年賀状、大掃除、、


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— posted by 千葉恒 at 07:33 am   commentComment [0] 

国際会議

HR-pQCTを使って関節リウマチを評価する手法を検討する国際的なコラボレーショングループがありまして、
私はそのメンバーに日本代表として入れていただいているのですが、そのミーティングが今回初めてWebで開催されました。

私にとっては、外人とZoomミーティングするのは初めての経験でした。

いつものごとく、私は最初の自己紹介と、1回だけ発言をふられてコメントしましたが、
その他は、引っ込み思案モードが発動し、ほとんど発言しない会となりました。

何度か発言しようとして頭の中で素振りをしましたが、素振りの段階でうまく英語で表現できずに、見送ってしまいました。
後悔。悲しいなぁ。英語力(スピーキング)を鍛え直したい。

あと、PhDがそうとう難しい発表や発言をしていて、日和りました。
これって懐かしい。留学時代に、最初から最後までわけわかんないPhDのプレゼンをよく聞いてたな。

しかしWebだと、音もクリアだし、その場で英和辞書で調べれていいですね。
留学中は、とっても易しい英単語を辞書で調べているのを、後ろの人に見られたくなくて、後ろに座ったりしてたな。

米国人と研究のミーティングをすると、以前から感じるのですが、すごくポジティブで、夢が大きいと思います。
日本人のミーティングは、スケールが小さくて、減点式な感じがあります。

私が考察するに、その違いは、研究費のシステムにあると思っています。

日本での研究は、外部資金を獲得しなくても、結構、開始できたりするんですが、
米国での研究は、グラントを獲得しないと、もう何にも始まりません。
研究費用も自分やスタッフの人件費も、全てグラントで賄われているからです。
自施設のCTやMRIを使う場合でも、日本では無料で使わせてくれますが、米国では費用が発生します。

グラントの申請が全てのスタートで、そこでは常に大風呂敷な夢を語ることを必要とされます。
つまり、でっかい夢をポジティブに語るトレーニングがされているんだと思います。

日本は逆にパイロットスタディを走らせやすい環境にあります。学会には有象無象の小規模な臨床研究が溢れています。
私たちの研究グループも、研究の数はやたら多いのですが、ほとんどがパイロットスタディで、
現在走っている大型研究は1つだけです(J-CaraT studyLink )。

今後5年間は、論文のクオリティを上げることを目標としているので、
デザインの時点でもうちょっと「夢」感を出していきたいですね。

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— posted by 千葉恒 at 08:16 am   commentComment [0] 

講演会 @北九州

久々、on-siteでの講演会をしてきました。

会場は、北九州市の黒崎で、いつものごとく、早めに現地入りして、街歩きをしてきました。私の趣味の1つです。

昔、整形外科の先輩(後藤先生)から、「いのちのたび博物館Link 、面白いよ。千葉せんせーは行ったらよいよ。」と言われたことが、ずっと頭の片隅にあって、今回、会場から近かったので、ついに行けました。

恐竜や動物の骨格標本が多数展示してあり、整形外科医にとっては、楽しい博物館です。
整形外科疾患の多くは、二足歩行が原因であり、それを夢中に考えれる空間です。

今回、考えたことを列挙すると、、

- 下肢は脊椎と骨盤を介して骨性につながっていますが、上肢は骨でつながってません。筋肉でつながっています。前鋸筋は私が大好きな筋の1つで、これを考える上で重要です。前鋸筋の面白さは私の父が教えてくれました。上肢と下肢の結合の仕方の違いは、呼吸が関与しています。

- シンプルな疑問として、どうして膝の屈伸機構は肘のような構造にしなかったのかと、以前から不思議に思っています。手を使うからではありません。前肢を捕獲に用いない多くの四足動物でもそうだからです。膝は骨性に不適合な関節でして、肘と異なり、半月板を必要とし、深屈曲ではロールバックしないといけません。ちなみに、四足動物は前肢の方が体重を多く負担し、関節は常に屈曲位です。膝蓋骨と肘頭は同じ役割をもち、伸側に位置し、巨大な種子骨です。

- 下腿骨と前腕骨はそれぞれ2つの骨から成立していますが(脛骨、腓骨)(橈骨、尺骨)、動物によって、片方の役割が少なく退化します。下腿ではたいてい腓骨が退化しますが、前腕は尺骨が大きい種と、橈骨が大きい種があり、その違いが何なのか気になります。

もっとたくさんの古い両生類の骨を見たいですね。そういう博物館に出会えることを期待します。恐竜の骨は実はあまり興味がないんです。あれは鳥ですから。ちなみに、ダチョウの骨格があったのですが、ティラノザウルスとかなり似ていて興味深かったです。ティラノザウルスは強力なダチョウだったのでしょう。

講演会はいつものごとく、骨粗鬆症やHR-pQCTの話をさせていただきました。on-site 10名ほどと、webのハイブリッドで開催されました。

講演会の後は、少人数で食事会があったのですが、やはり対面の交流は良いですね。また知人が増えて、輪が広がりました。
呼んでいただいた、私の大好きな先輩である、産業医科大学の酒井教授と池田先生に心より感謝します。


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— posted by 千葉恒 at 12:02 pm   commentComment [0] 

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