恒例ですが、2021年を振り返ります。
1-2月 デプってましたね
3月 研究スタッフが1名卒業(宿輪くん)
3月 結婚10周年でした、妻と3人の子供たちに感謝です あと、医師20周年でした
4月 大学院生が2名新たに参加(青木先生、徳永先生)
6月 ブログ10周年(気づかず)
11月 大学院生1名が卒業(白石先生)
今年もコロナのせいで、目立ったイベント少ない年でした。
みんなでワイワイ行くような出張はなく、Web学会も2年目となると聴講の意欲が薄れました。
また、今年は計画していた3つの特定臨床研究のうち2つが計画中止となり、もやもやしました。
論文アクセプトは、昨年は6本でしたが、今年は3本に留まりました(NOR-Rel、AI、NOR-Male)。
ただ、現在サブミット済みやリビジョンとなっている論文が6つあり(PTH、NOR-Ct、NOR-QUS、RA-Er、CKD、LC)、
さらに来年、4-5本ほど完成予定ですので(RA-BM、NOR-Vit.D、PTH-QCT、PTHvsNOR、PTH2)、十分がんばってると思います。
今年、力を入れたことはと言えば、実は臨床と医局業務ですね。
今年の4月から人工関節(股関節、膝)グループのチーフになり、来年の7月からは同期(医局長)と医局運営をします。
その下準備として、今年は、新人発掘業務(いわゆる勧誘)と、同門会誌編集(医局業績管理)を私なりに開拓してみました。
ただ、医局業務はもちろん私のライフワークではないので、体を壊さないように、数年で卒業したいと思っています。
さて、医局で1-2番を争う、メッシーな私のデスクですが、恒例により年末1日かけてきれいスッキリさせました。
いつも通り、A→Bに移動作戦で、実質は片付けてないです。
ではよいお年を。
04NOR 男性骨粗鬆症
2021/12/29
私たちHR-pQCT研究グループ(RiBS )からの、第15弾の論文がアクセプトされました。
Bone microstructure in healthy men measured by HR-pQCT: Age-related changes and their relationships with DXA parameters and biochemical markers
男性の骨粗鬆症は女性よりは頻度は少ないですが、予後が不良であり、臨床的には重要です。
男性の加齢に伴う骨粗鬆症化は、女性のそれとは病態が大きく異なり、日本人男性において、HR-pQCTを用いた骨微細構造の調査はなされていません。
今回、土居先生は、長崎県で調査されているHR-pQCTコホート研究(04NOR:J-CaraT study )に参加した男性128名の橈骨と脛骨の海綿骨および皮質骨微細構造を詳細に解析し、今回、この論文をまとめてくれました。
その結果、男性に生じる骨密度の低下は、海綿骨では骨梁の消失と空洞化、皮質骨では多孔化が原因となっており、皮質骨多孔性はDXAや種々の血清マーカーと相関がなく、日常診療では評価不能であることが示されました。
下の写真は、21歳と75歳男性の脛骨の3D断面画像です。海綿骨構造の劣化と皮質骨の多孔化が描出されています。
土居先生の男性骨粗鬆症に関するこの論文は、Bone(IF:4.398)にアクセプトされました。おめでとうございます!
Bone microstructure in healthy men measured by HR-pQCT: Age-related changes and their relationships with DXA parameters and biochemical markers
男性の骨粗鬆症は女性よりは頻度は少ないですが、予後が不良であり、臨床的には重要です。
男性の加齢に伴う骨粗鬆症化は、女性のそれとは病態が大きく異なり、日本人男性において、HR-pQCTを用いた骨微細構造の調査はなされていません。
今回、土居先生は、長崎県で調査されているHR-pQCTコホート研究(04NOR:J-CaraT study )に参加した男性128名の橈骨と脛骨の海綿骨および皮質骨微細構造を詳細に解析し、今回、この論文をまとめてくれました。
その結果、男性に生じる骨密度の低下は、海綿骨では骨梁の消失と空洞化、皮質骨では多孔化が原因となっており、皮質骨多孔性はDXAや種々の血清マーカーと相関がなく、日常診療では評価不能であることが示されました。
下の写真は、21歳と75歳男性の脛骨の3D断面画像です。海綿骨構造の劣化と皮質骨の多孔化が描出されています。
土居先生の男性骨粗鬆症に関するこの論文は、Bone(IF:4.398)にアクセプトされました。おめでとうございます!
— posted by 千葉恒 at 10:30 pm Comment [0]
祝800回! 祝10周年!
2021/12/24
2011年、留学ブログとして始まったこのブログですが、
6月で10周年、9月で800回、であることに気づきました。祝い忘れです。
2011年6月10日から始まって います。留学中はネタが多く、週3回はアップしてましたね。
仲間 に恵まれ、子どもも生まれたり しました。
2013年7月に帰国 後も、毎年留学先に訪問 することを習慣としていました。
2015年7月には、HR-pQCTを導入 し、そこからはHR-pQCT研究 &出張ブログになっていますね。
2018年10月には、日本骨粗鬆症学会が長崎で ありましたが、
2020年からはコロナ禍で学会出張すらなくなって、今に至ります。
まさか10年間もブログを続けるとは、、
もうここまできたら、1000回ですね。
最近は、研究業務は相変わらず拡張しつつの、臨床や医局の業務の比率が上がってしまい、バランス崩れまくりですが、
ブログは趣味で楽しくやってるので死守しようと思っています。
写真は先日の出張より、東京上空です。では、メリークリスマス。
6月で10周年、9月で800回、であることに気づきました。祝い忘れです。
2011年6月10日から始まって います。留学中はネタが多く、週3回はアップしてましたね。
仲間 に恵まれ、子どもも生まれたり しました。
2013年7月に帰国 後も、毎年留学先に訪問 することを習慣としていました。
2015年7月には、HR-pQCTを導入 し、そこからはHR-pQCT研究 &出張ブログになっていますね。
2018年10月には、日本骨粗鬆症学会が長崎で ありましたが、
2020年からはコロナ禍で学会出張すらなくなって、今に至ります。
まさか10年間もブログを続けるとは、、
もうここまできたら、1000回ですね。
最近は、研究業務は相変わらず拡張しつつの、臨床や医局の業務の比率が上がってしまい、バランス崩れまくりですが、
ブログは趣味で楽しくやってるので死守しようと思っています。
写真は先日の出張より、東京上空です。では、メリークリスマス。
— posted by 千葉恒 at 06:31 am Comment [0]
やっぱりオンサイト
2021/12/20
出張がじわじわ再開しています。
まず五島。ホテルからの漁港の景色が萌えです。
薬剤師会での講演でした。会の後で、五島中央病院の整形外科の仲間たちと食事ができて楽しいひとときでした。
熊本。以前より都会になっていい感じです。住みやすそう。西日本整形災害外科学会の座長をしてきました。
兄家族が住んでいて、いっしょにランチできました。甥っ子がかわいかったです。
そして、富山。日本臨床リウマチ学会で、シンポジウムで発表してきました。新しい情報をゲット+新しいコラボ研究が始まりそうです。
また、旧友が富山大学医学部の微生物学講座の教授に就任しており、ラボ見学+語り合ってきました。がんばってるな〜、、刺激受けました。
東京。国立がん研究センターで、CTを専門とした放射線技師の研究会 で講演しました。
これまた面白いアイデアをいただき、新たな研究、コラボが生まれるかもしれません。
そして、各地方で自然とお金を使ってきました。こうやって経済が回るのよね。
結論:時間、体力、費用はかかるが、やっぱりオンサイトは重要。間違いない。
まず五島。ホテルからの漁港の景色が萌えです。
薬剤師会での講演でした。会の後で、五島中央病院の整形外科の仲間たちと食事ができて楽しいひとときでした。
熊本。以前より都会になっていい感じです。住みやすそう。西日本整形災害外科学会の座長をしてきました。
兄家族が住んでいて、いっしょにランチできました。甥っ子がかわいかったです。
そして、富山。日本臨床リウマチ学会で、シンポジウムで発表してきました。新しい情報をゲット+新しいコラボ研究が始まりそうです。
また、旧友が富山大学医学部の微生物学講座の教授に就任しており、ラボ見学+語り合ってきました。がんばってるな〜、、刺激受けました。
東京。国立がん研究センターで、CTを専門とした放射線技師の研究会 で講演しました。
これまた面白いアイデアをいただき、新たな研究、コラボが生まれるかもしれません。
そして、各地方で自然とお金を使ってきました。こうやって経済が回るのよね。
結論:時間、体力、費用はかかるが、やっぱりオンサイトは重要。間違いない。
— posted by 千葉恒 at 11:27 pm Comment [0]
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