2015年10月21日

朝からラボの仲間が "Today is Back to the Future day" と話しかけてきました。
Back to the Future 2 で主人公が30年後にタイムスリップしますが、それが今日だったようです。
年齢が近いらしく、小さい頃の話でちょっとだけ盛り上がりました。
 
ラボの仲間に話した30年前の思い出を書いてみます。
<30年前>
小学2年生で、家のまわりの山や川で日が暮れるまで遊んでいました。
よく兄弟げんかをして、兄から泣かされていました。
このころ週末に父親がキャッチボールをしてくれていたのはよく覚えています。
 
10歳年下のルームメイトと時々ごはんを食べに行きますが、考え方がしっかりしていて、よく10年前を思い出しては反省することが最近の日課になっています。
<10年前>
紆余曲折あり、大学4年生でした。
大学生なのに野球ばかりしていていました。
日頃あまり勉強していなかったのでテストがとにかく大変でした(再試験をたくさん受けていました)。
確かCBTテストが導入され、泣きそうになりながらみんなと勉強したのを覚えています。
 
ついでに20年前も振り返ってみます。
<20年前>
高校3年生でした(数多くの整形外科医を輩出している長崎県立西陵高校です)。
部活を引退してから受験を意識するようになりました。
秋の段階で志望大学には程遠く、浪人するんだろうなとうすうす気づいていました(模擬試験でE判定ばかりでした)。
 
昔を振り返って思うのは、とにかく要領が悪くて、時間の使い方が下手だったなと思います。
中学生のときからテスト直前になって詰め込み式の勉強をしていたので、勉強する習慣がなく、効率のいい勉強法がわかっていませんでした。
Back to the Futureのようにタイムスリップができて、昔の自分に会うことができるならこんなアドバイスをしたいです。
『毎日コツコツ勉強しろ、そして英語をやってた方がいいぞ』と。

— posted by 佐田潔 at 09:19 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

Mt. RAINIER

シアトル滞在の間、先生方とマウント・レーニア国立公園に行ってきました。
市内から100kmほど南東に位置し、標高4392mの活火山です(19世紀後半まで噴火活動があったようです)。
車で3時間ほどかかりました。
 
シアトル郊外から山頂だけがうっすら見えていましたが、車で近づくにつれ、白い山肌が大きくはっきりと見えてきました。
ドライバー係で運転中はじっくり眺めることはできませんでしたが、カーブの多い山道からフロントガラスにレーニア山が現れたときは興奮して鳥肌が立ちました。
 
車から降りて山と向き合ってみると、スケールの大きさに圧倒されました。
氷山を形成している山頂は真っ白で太陽の光がキラキラ反射していました。
裾野が広く、移民してきた日系人はシアトルの富士山として崇めていたそうです。
こんなに雄大な景色は自分の人生で初めてかもしれません。
 
今回のドライブを計画してくださった千葉先生に感謝です。
いい思い出になりました。
慣れないレンタカーの運転で、ずっと左右に注意を払ってくださった先生方ありがとうございました。
無事にシアトル市内に戻ってきたときは正直ホッとしました。
 
 
普段コーヒーを飲まないので知りませんでしたが、マウントレーニアという商品があるんですね。
<"http://http://mtrainier.jp/cm/index.htmlLink ">
 
 
IMG_0108

IMG_0115

— posted by 佐田潔 at 09:50 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

学会@シアトル

シアトルで開かれていたASBMR(American Society for Bone and Mineral Research)に参加してきました。
シアトル空港で千葉先生、岡崎先生と、学会会場で富田先生、島内先生と合流しいっしょに行動しました。
 
シアトルは2回目になりますが、緑があって落ち着いた雰囲気の街並みが広がっています。
San Franciscoはエネルギッシュな雰囲気がありますが、それとは対照的かなという気がします。
 
学会ではポスターチェックや講演などを聞いてきました。
印象に残った内容をいくつか挙げたいと思います。
 
①抗スクレロスチン抗体はFEA(有限要素解析)で、椎体だけでなく、大腿骨近位でも強度を上昇させる
②DXAでBMDが2%上昇すれば大腿骨の骨折リスクは8%低下する(BMD6%upで骨折リスクは59%低下)
③大腿骨非定型骨折はアジア人に多い
 
抗スクレロスチン抗体は現在第2相試験中です。
腰椎ではフォルテオやテリボンなどのPTH製剤でも強度の上昇が見られたが、大腿骨では抗スクレロスチン抗体のみ強度増加がみられたということでした(PTH製剤では有意差なし)。
これまでの報告でもPTH製剤は腰椎と比較すると大腿骨での骨密度を上げる作用は少ないと言われています。
大腿骨の骨密度が特に低い患者さんには抗スクレロスチン抗体がfirst choiceとなる日が来るのかもしれません。
 
今まで骨粗鬆症治療を行っている患者さんには、DXAの結果を説明する際に折れ線グラフを指さしながら1SDアップすると骨折リスクは半分ぐらいに改善しますと説明していました。
自分で説明しながら「患者さんはあまりピンとこないだろうな」と思っていました。
今後はこの数字を引用しながらDXAの結果を説明して、本人の治療に対するモチベーションになればなと思います。
 
非定型骨折はビスフォスの長期内服などが関与しているとされる、特殊なタイプの大腿骨骨折です。
これまでも同様の報告がなされていました。
今回のデータでは非定型骨折の発生率はアジア人60%、白人27%、その他13%という結果でした。
予想以上にアジア人の割合が高いと思いました。
欧米人と比較し、アジア人はBMIが低い、身長が低い、大腿骨の弯曲が強い傾向などいろいろな要因があると思いますが、原因は未だに明らかになっていません。
今後さらなる研究・報告が待たれます。
 
来年は9月中旬にアトランタで開催される予定です。
ラボでの研究をポスター発表できるよう準備をしていきたいと思います。

 
2015-10-12151310
UCSFのメンターAndyと千葉グループ

— posted by 佐田潔 at 10:53 pm   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

プレゼン

先日ラボの全体ミーティングで初プレゼンをしました。
 
岡崎先生がされていた男性骨粗鬆症のHR-pQCT解析をメインで行っていますが、まだデータを出せるような段階ではなく、どんな発表をしようか困っていました。
自己紹介を入れて、現在行っている研究と今後行いたい研究という構成で発表することにしました。
 
<自己紹介>
どうしたらぼくの下手くそな英語で、場が盛り上がるようなプレゼンになるか考えました。
特に今回は解析データを出すことができないので、自己紹介で笑いをとって、そのまま逃げ切ろうと考えました。
「ぼくの好きなものシリーズ」という形で自己紹介をはじめることにしました。
①San Francisco ;坂、海、夜景、路面電車があって長崎と似ている
②SF Giants;Ball parkで撮った写真をスライドに使用 
③整形外科の手術;ここで笑いをとって、整形外科医としてやっていることをアピールできればと考えました
 
最初にプレゼンしたMattの発表が超大作で、自分の薄っぺらい内容に自信をなくしつつも大きな声で発表しました(緊張すると声が大きくなってしまいます)。
③で無事に笑いがとれて、おかげでそのあとはリラックスして発表できました。
 
<現在進行中の研究>
メンターのAndyと話し合った結果、男性骨粗鬆症の縦断研究という形でデータの解析をやってみることになりました。
すでに撮影は終了しており、男性80人の初回とフォローアップ(1年後)の画像データがあります。
現在解析しているのは、通常のHR-pQCT撮影部位よりも近位側を撮影した画像です。
1年程度で有意差が出るのかは疑問ですが、こちらのスタッフはあまりそんなことは気にしていません(データがあるならとりあえず解析してみなさいという感じでした)。
 
<今後行いたい研究>
Cadaverの肩甲骨をHR-pQCTで撮影したデータがあることをAndyが教えてくれました。
関節窩の中でもストレスがかかりやすい部位は骨梁が肥厚しているなどの変化があるのではないかと考えます。
ラボでは股関節や膝関節の解析がほとんどで、現在肩関節を研究しているグループがなく、みんな興味をもってくれたように思いました。
 
初めてのプレゼンは準備の段階で本当にストレスを感じましたが、なんとか無事に終了しました。
今回のプレゼンで感じたことは、臨床医という立場をどんどん出していったほうがいいのかなということです。
純粋に研究のみを行っているラボの仲間には全く太刀打ちできません(言葉の壁もありますし)。
今まではラボが取り掛かっている研究になんとか入っていき、そこで仕事をみいだそうと考えていましたが、それだと自分が主体的に研究をやっていく(first authorになる)のは難しいかなと感じていました。
実際の臨床で経験した疑問などを研究テーマにすればイニシアチブをとれるかもしれないと思っていたところ、ちょうど肩甲骨のデータがあることを教えてもらいました。
このテーマでなんとか論文が書けるようがんばっていきたいです。
 
ScreenShot2015-10-10at85051PM

— posted by 佐田潔 at 09:17 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

TOEFL対策① -敵を知る-

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)はアメリカのNPOであるETS(Educational Testing Service)が作成し、英語を母国語としない人たちを対象とした英語能力試験です。
主に北米の大学への留学を想定して問題が作成されており、幅広いジャンルの一般教養や学生同士の会話などが英語で出題されます。
 
前回も触れたように、Reading, Listening, Speaking, Writingの4つの分野から出題され、試験時間はだいたい4時間程度です。
配点はそれぞれ30点で合計120点、平均は80点ぐらいです(日本人平均は約70点)。
 
こちらに来てから、どうやって英語を勉強するかいろいろ考えました。
週末に無料の英語講座をとって授業形式でやっていくか、Skypeなどを使って英会話の練習をするなどの方法も頭に浮かびました。
TOEFLを選択した理由は、次の3つになります。
①留学前にTOEFL80点を目標にしていた
②読む聞く話す書くのすべてを意識して勉強できる
③スコアが出る方がやりがいがある
 
①がやはり最大の理由です。課題が終わらないままSan Franciscoに来てしまいました。
②ですが、話す、書くを勉強するのは後回しになりやすいかなと思います。またあるブログでTOEFLには受験生の英語力を伸ばそうというETSの熱意が感じられるという内容がありました。
③スコアが出る方がモチベーションを保ちやすいです(今はスコアを見て落ち込むだけですが)。
     
 
本屋に行けばTOEIC対策の本はたくさんありますが、TOEFL対策の本は少ないことが多いです。
下記から情報収集をしています。
Ⅰ)TOEFL Lab <"http://http://study-share.netLink ">
Ⅱ)ルームメイト
Ⅲ)Web TOEFL <"http://http://www.etestprep.com/blog/Link ">
 
Ⅰ)を以前から参考にしていました。最近はあまり更新されていないようです。
Ⅱ)はとなりの部屋に住んでいるアドバイザーです。ルームメイトからの生のアドバイスやどれだけ難しいかなどの話はネットで得た情報よりもはるかに有益です。
Ⅲ)をルームメイトに教えてもらいました。この葛山先生はTOEFLのカリスマ的講師のようです。
 
先日渡米してから2回目のTOEFL受験でした。
Listeningで集中力が途切れていたのが少しはマシになったかなという気がします。
スコアが上がっているといいのですが。

— posted by 佐田潔 at 11:42 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0176 sec.


prev
2024.5
next
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31