生みの苦しみ

締め切りに追われる日が続いています.
4月下旬に開催されるOARSILink のポスター発表と,9月のASBMRLink の抄録作成です.

生みの苦しみってありますよね.

昔,学生時代に,尊敬する皮膚科の先生から試験前に言われたことを思い出します.
「試験というのは研究に比べれば簡単ですよ.教科書に書いてあること,先人が発見したことを覚えればいいんですから.自分で何かを発見しろと言っているわけではないんです.研究して発表するというのは試験に比べればはるかに難しいですよ」

学生時代は試験に通ることで精一杯だったし,皮膚科って難しい漢字ばっかりで,特に覚えるのが大変でした.
当時は研究なんてしたことないし,確かに先生が言っている意味はわかるけど試験も十分きついよと思っていました.


今,スプレッドシートを見て,悩んでいます.

抄録を書いたり,発表のスライドを作ったりする前に,もう一度教科書を読み直したり,文献を読んだりするわけですが,最近この時間が好きになりました(自分の好きな分野限定ですよ).今までの知識が整理されたり,新しい知識が入ってきたり.
特に文献のintroductionを読むのが好きということに最近気づきました.

楽しい時間は終わり,今度は自分のデータを前にして,これから考えられることを考える…
予想と違う結果だったり,有意差が出なかったり...
苦しい...
現実逃避したくなる...
意識が朦朧としてきた時,先ほどの皮膚科の先生の言葉の意味を知ることになるんです.

確かに,研究発表って試験よりもつらいかもしれませんね.
かと言って,試験はもう受けたくないので,試験よりはマシだと思うようにします.

そろそろ現実逃避を終了にして,抄録作りに戻ります.
それではまた〜



2014-04-07140953



— posted by 岡崎成弘 at 09:12 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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