論文の整理方法-3

今回で終わりです。

3)MendeleyLink
いろんなサイトで絶賛されているフリーの文献管理ソフトですが、
僕にとっては、EndnoteとPapersを足して2で割ったようなソフトです。

大きな違いはローカル管理せず、ネットを介した同期(クラウド)を基本としてるところです。
僕自身は複数のPCで論文を書くことがないので、有用性はあまり感じません。

フリーソフトLink とアピールされてますが実は1GBまでで、それ以上になると有料。
2GBまでは5$/月Link 。年間5千円。5年でEndnoteと同額。
さらに2GBを超えると10$/月。うーん。。
長期間にわたって多数の論文を収集管理する可能性がある人は、あまり得でないかもしれません。

以前は500MBまでがフリーでしたが、最近1GBになったようですね。これは大きいです。
今後、勉強を辞める予定の方には1GBあれば十分だと思います。

整理、閲覧のしやすさは明らかにPapersが優れています。
Mendeleyはクイックビュー機能が弱く、論文内容をすぐに確認できないのが弱点です。

リファレンスのアウトプットは多数の雑誌に対応してますが、Endnoteにはかないません。

総じて、値段 ○、整理 ○、閲覧 △、アウトプット ○ で、
◎はないですが、コスパはいいと思います。


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— posted by 千葉恒 at 11:55 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

論文の整理方法-2

前回の続きです。

2)PapersLink
この論文管理ソフトが優れているところは、その整理と閲覧のしやすさです。

全体的に、視覚的、感覚的にあつかえて、センスのいいソフトです。
例えばインストールの際、画面上で家が徐々に組み立てられていくのですが、
それはインストール過程を示していて、遊び心があっていいですね。

インポートは、もちろんドラッグドロップでもできますが、
プリント>PDF>Save PDF to Papersで、直接インポートする方が楽です。

整理と閲覧の機能ですが、フォルダによる分類(Collections)はもちろん、
論文のランク付け(MyRating)や色分け(Label)、メモ書き(Notes)など充実しており、
プレビューやフルスクリーン閲覧もサクサクしてて、
内容をすぐに見直せるところが好きですね。

僕は5〜20の論文ごとにフォルダに分類してグループ化し、
各論文には一言メモを書いて、どんな内容だったかを一目瞭然にして、
さらにランクをつけたり、色を付けたりして、
論文のレファレンス書きの時に選びやすくしています。

お値段は79ドル6300円。買う気になれる上手い値段設定です。英語版のみです。
Macのみの対応でしたが、Papers2からWindowsやiOSでも使用できます。
僕的評価は、値段 ○、整理 ◎、閲覧 ◎、アウトプット △ です。

昔は、論文pdfをフォルダで分類、エクセルで管理していて、
それがもう、ごっちゃごちゃになっていて悩んでいました。
Papersを使いだして、論文の整理問題がだいぶ解決しました。

ちなみに、ついさっきSFジャイアンツがワールドシリーズ優勝しました。
個人的にはさほど興味はなく(日本のMLB好きの同僚には申し訳ないですが)、
1、2戦は徒歩10分ほどの近所のスタジアムでやっていましたが、
日本人選手がいないとイマイチ入り込めない、
というかむしろ、スタジアムが近すぎて、渋滞に巻き込まれたり、
浮かれ野郎たちが騒いでいるのが嫌で、ちょっとアンチジャイアンツです。


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— posted by 千葉恒 at 01:56 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

論文の整理方法-1

以前、「論文の収集方法Link 」と「論文の読み方Link 」を書いたのですが、
それに続き「論文の整理方法」を書こうと思っていたのですが、すっかり忘れてました。

論文管理ソフトにはいろんなものLink がありますが、
多くの人は、Endnote、Papers、Mendeley あたりに終着すると思います。

1)EndnoteLink
最も有名な論文管理ソフトです。他のソフトに比べて優れているところは、
多数の医学雑誌のレファレンスフォーマットを持っていることです。

お値段高めです。英語版しかありませんが、日本とアメリカでは値段が違います。
日本では52,290円、アメリカでは249.95ドルです。半額じゃないですか!
しかも日本からは買えないようになっています。
アメリカ旅行中に買うという手はあると思います。または僕に頼む。

大学所属の方には、大学図書館が契約しているEndnote Webを使う手もあります。
大学図書館に申請してIDとパスワードをもらえばWeb版を無料で使えます。
普通のEndnoteより、少々使いにくいと思います。

論文管理ソフトウェアに求められているものは、
値段の安さ、整理のしやすさ、閲覧のしやすさ、アウトプットの4点だと思ってますが、
Endnoteは、値段 △、整理 ○、閲覧 △、アウトプット ◎、といったところでしょうか。

正直言うと僕はこのソフトと全く相性合わないです。嫌いです。
よって、レファレンスのアウトプットにのみ使用しています。
UCSFの僕の同僚もそうしてるようです。
後述しますが、普段はPapersで整理、閲覧して、投稿前に必要分だけ
Endnote形式でエクスポートして、データを移動させています。

EndnoteWebの場合は、RIS形式でエクスポートして、レファレンスを挿入しますが、
これがうまくいかず、プラグインもいろいろしましたがうまくいきませんでした。
文献リストの作成まではできるので、番号の挿入だけ手打ちでするという手があります。


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— posted by 千葉恒 at 10:27 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

会議室

今日はラトックシステムエンジニアリング社の南郷社長がUCSFに訪問されました。

ラトック社Link は、骨微細構造解析ソフトウェアなどを開発販売している会社です。
サンフランシスコへは、取引会社への訪問のために来られていますが、
昨日と今日、UCSF整形外科や脳外科の研究員とのミーティングの機会を作っていただきました。

ところで僕の研究所には、会議室がたくさんあるのですが、
長崎大学整形外科のホームページLink で、医局のカンファランス室の写真を見るたびに、
何が違うんだろう、と考え込んでしまいます。オシャレ度の話です。

どうすることもできない大きな違いは、天井の高さと大きな窓です。
アメリカの建物は、窓から光を入れることに重点が置かれていると常々思っています。

加えて、室内に余計な物を置き散らかしていない。というのも大事です。
日本の医局は、どうしても部屋の数が少ないので、例えば長崎大学整形外科の場合、
カンファランス室は、休憩所かつ台所であったりします。物があふれてます。

さらに、使っている机や椅子、演説台のといった家具類がオシャレなもの採用しています。
日本の事務所は、コクヨカラーというか、グレーで地味な配色が多いですよね

写真は、小会議室ですが、大きな液晶モニターやプロジェクター、壁一面のホワイトボード、
遠隔ミーティングのためのモニターやカメラやマイクといった備品も充実しています。

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— posted by 千葉恒 at 01:18 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

またDMV

DMV(Department of Motor Vehicles)にまた素敵な思い出が増えました。

7月に免許の期限が切れたので更新に行ったのですが、日本と違ってその場では発行されないので、
仮の紙切れの免許証を渡されて、家に郵送されるのを待つわけなんですが、
まぁ、DMVのすることです、すぐに届く訳がありません。
結局、今月に仮の免許の期限も切れるので、再度DMVに行くことになりました。

予約なしで行くと待たされるので、予約を入れようとしましたが、
2-3週先まで予約がいっぱいで、予約なしで行くことになりました。

いや、、えらい待たされましたね。まず、整理券をもらうまでに30分。
その後、30分ほど待ってたら、ガス漏れ疑いで、消防車が来て、全員避難。
屋外で待機すること30分。

感心なのは、職員達がある1ヶ所に集まって、すぐさま点呼が始まったことですね。
これに限らず、アメリカ社会の危機管理の意識は、日本とはだいぶ違います。
点呼が終わると、職員の1人が誕生日だったようで、みんなでハッピバースデェイを歌いだしました。コラ。

再開後さらに待つこと30分。そしてもらったのはまた仮の紙切れの免許証。
催促の電話をここに書けろと、電話番号をわたされました。おまえが、かけろよ。

今後更新の方に忠告ですが、DMVは2−3週は予約でいっぱいですから、
期限があと1ヶ月になったら、免許証が届くなんて期待せずに、予約を入れとくべきですよ。


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— posted by 千葉恒 at 08:17 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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