明けまして

明けましておめでとうございます!
って、もう1月も終わろうとしてますが。最近、ブログを更新する心の余裕がないですね。

このブログでは毎年新年に、今年の目標Link を書いてきたので、今年も練り出しますと、
「心機一転」「気合いの入れ直し」ですかね。

よく考えると、今の職場は、私の人生で一番長く勤めており、
2013年7月に帰国して、今年でまる10年。
今までの最長は、医学部の6年間で、1つの環境にこんなに長く居たことはありません。

もう全くフレッシュな視点で物事を見れてないのです。

今年は、自分がどこかからか新しく赴任した気持ちで、
当たり前に疑問、古いものは捨てる、
憧れの職場に近づけるよう、常にリフレッシュしていきたいと思います。

そういう意味では、新しい人材の投入や、外部のコンサル、
後輩が定期的に海外留学から帰国したりして、外の風を入れ続けるのは大事なんでしょうね。

写真は新年の出張より。
長崎ー羽田は、往路も復路も、A席側に座ると見れますよ。これは羽田→長崎。

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— posted by 千葉恒 at 05:40 am   commentComment [2] 

2022年

恒例ですが、2022年を振り返ります。

1月 父が終末期で、仕事も感情もぐちゃぐちゃ気味でした。
2月 父が他界Link しました。
4月 娘が小学校入学、かわゆ!
4月 大学院生が新たに4名参加(池永先生、三溝先生、山口先生、中川先生)
4月 TERABIT study の論文がアクセプトLink されました。編集者との長い戦いがありました。
6月 骨形態計測学会Link で2日間で5つ発表という自己最多更新しました
7月 同期の田口先生が医局長、私は副医局長となり、医局運営の業務(人事)が始まりました。
8月 コロナに感染して、監禁でメンタルをやられLink ました
9月 日本骨粗鬆症学会 若手研究者育成委員会の委員長に就任Link が決まりました。
9月 3年ぶりの海外出張@AusitinLink で奮闘してきました。ロストバゲッジやアドバイザリーボードなどなど。
12月 医局の人事が決まりました。人事に関する面談の回数は計70回で、そのほとんどがZoomでした。

論文アクセプトは、今年は5本でした(CKD、RA-ERLink 、PTH、NOR-QUSLinkNOR-CtThLink )。
現在、サブミット済やほぼ完成の論文は3つあり(Dmab、LC、PTH-QCT)、
さらに今後、3-5本ほど完成させたいです(RA、NOR-Vit.D、PTHvsNOR、PTH2)。

ただスピードが、かーなーり鈍化しており、ボトルネックは私です。
私のチェックで、いろんな論文や解析や研究計画が止まっています。

今後したい大きな仕事を、あと10年間でどれだけ進められるのか?
今のペースでは間に合わないのではないか?と心配し始めました。

今年から始まった医局の人事関連の業務が、私の時間を大いに奪っています。
臨床だけに専念してた20年前、研究だけに専念していた10年前(米国留学)が愛おしいです。

医局の人事に加えて、新人発掘業務(いわゆる勧誘)と、同門会誌編集(医局業績管理)も続いています。
あと4-5年は続きますが、お世話になった医局への恩返しになるよう頑張ります。

本日、大晦日は、当直です。ではよいお年を。

— posted by 千葉恒 at 06:10 pm   commentComment [0] 

骨粗鬆症検診

最近、骨粗鬆症検診に興味を持っていまして、検診車を見学しに行ってみました。

下の写真のような骨粗鬆症の検診車が長崎には1台あり、各地の検診会場に出動しているそうです。
検査技師さんが、運転も撮影もしているとのことでした。頭が下がります。

さて、骨粗鬆症検診は、40,45,50,55,60,65,70歳 女性を対象にしていますが、実は全ての市町でそれを実施しているわけではありません。
長崎県の人口は130万人弱なのですが、その1/3を占める長崎市がそもそも骨粗鬆症検診をやっていません。

そういえば、私の妻は40歳になりましたが(こんなことサラッと書いていいものやら)、
骨粗鬆症検診受けたかな?と先日思いましたが、そういえば長崎市やってないじゃーん、と思いました。

そしてもちろんのことながら、骨粗鬆症検診をやっている市町でも、会場に行く受診者は少ないです。

その結果、骨粗鬆症検診を受けるべき女性人口において、実際に受けた人の割合を見ると、
全国平均が5%程度、長崎県は4%程度なんです。少な!

骨粗鬆症検診は、今後、体制の見直しがあるようですので、私も何か貢献できればと考えています。メリークリスマス。

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— posted by 千葉恒 at 10:31 am   commentComment [2] 

ねずみー

我が子たちが、ついに、ねずみーデビューしました。

初日はシーの方に行ったのですが、私にとっては、完全にトラウマの日になりました。
今でも思い出すだけで、心が傷みます。

午後に着いて、まずトイストーリーで、死ぬほど長い時間並んで、それでも子ども達は楽しんでくれてて、
その後は、夜のショーを見るために道端を陣取ったわけですが、

ショーが始まりだしたら、とんでもない人だかりで、小さい子供たちは、もうぜんっぜん見えない。
見えない!見えない!と泣き叫ぶ娘たち、責任の一端を感じて泣く息子、焦る私、、
なんなんだ、このシステム。許せんな。と、大人側も、心の傷を残して帰宅した初日でした。

二日目のランドの方は、エンジョイできました。いろんなものにたくさん乗れたみたいです。
私の仕事はパレード沿道の陣取りですが、1-2時間近く前からシート敷いて、パソコンで仕事して待ってました。
いい場所確保できて、子どもたちが、パレードのねずみやその仲間たちに、嬉しそうに手を振る姿は良かったです。

午後から小雨になったのですが、子どもたちは初めてのねずみーらんどを、楽しんでくれました。

以前ブログに書きましたLink が、私はアナハイムデビューでして、今回の人の多さに、心底ドン引きしました。
ベイマックスでも死ぬほど待たされて、これだけ? ポップコーンごときで30分以上の行列とかクレージー!

書きながらクレーマーの血が抑えられなくなってきたのですが、もう疑問点だらけで、
いい歳して痛すぎる大人が多すぎ、食べもの酷い、女子トイレ増やそう今すぐできることだろ、などなど、
とにかく、ツッコミどころ満載でした。

といいつつも、また行きたいですね。子どもたちはほんと楽しんでました。
次回は攻略法を練って。


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— posted by 千葉恒 at 12:36 pm   commentComment [0] 

モストダウンロード

今日は当直です。日曜の夕方に、医局で一人ぼっちで過ごしています。

ちなみに先月は、人生で初めて、「間違って当直」していました。ついにやらかしたな。
「今日は呼ばれないな、良い日だ」と思いながら、夕方に医局でごはんを食べてたら、
同僚のT先生もごはん食べにやってきて「どうしたの?」「当直です。先生は?」「当直だよ、、あれ?」
もうすぐ当直室に行こうと思っていたので、ここで気づいただけマシでした。彼のベッドで寝るところでした。
家に帰ったら、ちょっと反抗期の愛する娘(6歳)から、冷ややかな目つきで睨まれました。

2022年4月に「Bone」にアクセプトされた私たちのテリパラチドの論文Link ですが、ダウンロード数が多く、
11月の現在時点でも、「The most downloaded articles in the last 90 daysLink 」のベスト8を保っています。

Randomized controlled trial of daily teriparatide, weekly high-dose teriparatide, or bisphosphonate in patients with postmenopausal osteoporosis: The TERABIT studyLink

ただこれはちょっと裏がありまして、
今回は、「テリパラチド」の「RCT(randomized controlled trial)」で「フリーダウンロード」にしている、という点で、
ちょっとダウンロードのボタンを押したくなる条件を整えています。

論文の価値は、一般的には、「引用の数」で評価されています。
で、本件は単に雑誌ウェブサイトから「ダウンロードの数」ですので、本当の論文の価値とは言えないんです。 
とは言え、素直に嬉しいですね!

日本から発信される骨粗鬆症の「臨床」論文には、いくつか不利な点があります。

1つは「日本独特の製剤」です。日本で承認されているビスホスホネート製剤は、容量が海外の半量です。
また、週1回テリパラチドは日本だけの製剤ですし、さらには、活性型ビタミンD製剤も日本だけの製剤です。

そうなんです、
欧米人のエディターやレビュアーは、当然「自分たちが使用できる薬剤」の「白人」のデータに興味があるわけで、
「日本だけの薬剤」の「日本人」のデータには、さほど興味がないのです。
今回のテリパラチドの論文も、興味は薄いのです。レビュアーとのやりとりで、それは感じられました。

Made in Japan の薬剤がある、ということは科学力の証明であり、誇らしいことですが、こういう側面では不利です。

ビスホスホネートに関しては、腸管吸収率が日本人で高いらしく、半量でも白人と同等の効果と考えられており、それを説明しました。
また、週1回テリパラチドは「weekly high-dose teriparatide」と表現して、
high-dose teriparatideに興味のある人たちがいるのを知っていましたので、そちらに寄せました。
Study名も「TERABIT study」として、それっぽさを出しました。

日本の「臨床」論文の、もう1つの弱点は、「規模」です。
今回の論文はN=131(各群N=40程度)で、有意差がつきにくく苦労しました。
日本の医療は、「病院の集約化」ができてないため、診療の効率性だけでなく、臨床研究の規模にも影響を与えています。

論文大国となった中国ですが、その強みの一つは、圧倒的N数です。あと統計も強いように思います。
日本では多施設共同研究で解決していくことが一つの打開策かなと思われますが、私は苦手としています。
書類が煩雑で、評価項目に制限があり、データの管理や質の担保も容易でないからです。
ただ今後はチャレンジしていきたいと思っています。

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— posted by 千葉恒 at 11:21 am   commentComment [0] 

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