撮影終了

野球選手の肘の撮影が終わりました。
6日間で21人の高校生、大学生、社会人の方にご協力いただきました。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
 
21人の画像をじっくりチェックしていると、いくつかの傾向がありそうです。
・投球時にストレスがかかる箇所では骨梁の肥厚がある
・投球側では非投球側よりも骨梁構造が不均一
・撮影部位全体みると、投球側では細い骨梁が多数存在し、骨梁の間隙が狭くなっている
 
写真は同一選手の両肘です。
赤丸の上腕骨内側上顆、青丸の尺骨滑車切痕部の骨梁が投球側では肥厚しているのがわかります。
 
今回の一時帰国では、撮影がうまくいくのか心配で、San Franciscoを出発する直前は気が重かったです。
選手の方々、そしてお忙しい中、撮影を手伝ってくださった先生方、スタッフの皆様のおかげて、無事に撮影を終了することができました。
本当にありがとうございました。
近いうちにUCSFのボスにスライド形式で発表し、秋のASBMR(アメリカ骨代謝学会)でも発表できればと思います。

 
ScreenShot2016-03-08at103358PM
投球側
ScreenShot2016-03-08at102658PM
非投球側

— posted by 佐田潔 at 10:36 pm   commentComment [2]  pingTrackBack [0]

野球選手の肘撮影

週末に三菱重工硬式野球部の投手の方に来院していただき、HR-pQCTで肘関節の撮影を行いました。
今回は両側の肘を撮影し投球側と非投球側を比較する研究を予定しています。
スライス厚60μm(=0.06mm)、撮影部位は3cm、撮影時間は片方の肘で8分程度です。
現在、最先端の臨床用CTがスライス厚0.25mmですので、HR-pQCTの空間分解能の高さがわかると思います。
 
去年夏に僕が被験者になって肘を撮影してもらった時は、わずかな体動で生じる画像のブレ(motion artifact)がひどく、帰国前は今回の撮影がうまくいくか心配でした。
しかし、すでに千葉先生、岡崎先生が対策を講じておられました。
①上腕部までを固定する装具の作成
②iPadの使用
③前腕をやや回外にする(手のひらが少しだけ上をむく肢位)
 
①はかなえ義肢さんに依頼され、前腕部のみを固定する通常の装具に取り付ける形で、肘から上腕部も固定できるようになっていました。
実際に自分の腕につけてみると、かなり力を入れても肘関節周囲を動かすのは難しかったです。
②はUCSFを含む他施設でも行われています。
8分間じっとしておくのは大変ですので、意識をYou Tubeの動画に向けてもらい、motion artifactを少なくする狙いです。
選手の方がリクエストされる動画(高校野球のダイジェスト、プロ野球の好プレー集、音楽など)を撮影中に見ていただきました。
③の肢位の方が、これまでの試験撮影などではmotion artifactが少なかったということでした。
 
選手の方々は練習後で疲れていらっしゃるはずなのに、本当に撮影に協力的で、ある選手の方は2回の撮影で終わらせようと、『無駄なランナーは出しません』と言って集中されていました(片肘ずつ撮影し、いい画像であれば2回の撮影で済みますが、motion artifactが強ければ再度撮影させてもらっていました)。
 
お陰様でいい画像が撮れました。
お忙しい中、本当にありがとうございました。
 
今回の撮影では予想していた通り、投球側の肘関節には骨梁肥厚などの変化がありそうです。
解析開始までにはもうしばらく時間が必要で、今はそれぞれの投手の左右の肘をじっくり観察し比較している段階です。
 
IMG_2751
選手の皆さま、ありがとうございました。

— posted by 佐田潔 at 06:31 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

帰ってきました

成田に到着して日本の寒さに驚きました(最近のSan Franciscoは最高気温20℃、最低気温10℃ぐらいで快適です)。
 
今回の一時帰国ですが、あまりvacationという感じではありません。
①HR-pQCTで野球選手の肘を撮影
②肩甲骨解析の再計測と論文作成
③放射光CTの論文作成
 
一時帰国の1番の目的です。
HR-pQCTで野球選手の肘を撮影した論文は世界でも報告がありません。
アメリカの高校生を対象にした研究によると、MRI上6割の投手で腕尺関節の軟骨下骨に骨硬化があったとしています。
今回の研究では硬式野球をされている社会人、大学生、高校生の方にご協力していだだくことになっています。
シーズンが始まる前の大切な時期に時間を割いていただき本当に感謝しています。
 
②③
この2つは前回の一時帰国時の宿題でもありました。
②は再計測をすることになったのですが、時間がないため、いくつかの結果を想定して先に考察を作成しました。
日本にいる間に論文を完成させるつもりです。
 
この時期に帰国しようと思ったきっかけは、San Franciscoの軟式野球のリーグ戦が始まる前にバットを持ってくる、TOEICの問題集を持ってくるためでした。
結果的に①の研究ができ、いいタイミングだったと思います(シーズンに入ってからでは撮影は不可能だろうなと思います)。

— posted by 佐田潔 at 06:22 am   commentComment [1]  pingTrackBack [0]

TOEIC@SF

先日TOEICを受けてきました。
日本とは違う点がたくさんあり、新鮮でした。
 
・受験料は$75.00(日本では5725円)
・受験票は郵送されず、インターネットで申し込んだ後にAdmission Ticketがメールで送られ、プリントアウトしてパスポートなどのIDとともに持参する必要あり
・試験開始時間は10時(日本は13時からだったと思います)
・試験開始直前まで別室で待機
・マークシートの解答用紙が縦長
・結果はオンラインでは確認できず、郵送のみ
 
試験開始10時のはずが10時半前に筆記用具とID、腕時計のみもって試験室に入りました。
小さな部屋で14人受験が受験しタイ人1人以外は全て日本人だったようです。
10時35分ぐらいに試験開始となりました(時間にアバウトで日本では考えられないです)。
 
小さな机という以外は快適でした。
今回は十分な問題演習ができなかったので、time managementをうまくやることに集中しました。
リスニング終了後リーディングセッションになりますが、part5(文法)を13分、Part6(穴埋め問題)を6分、Part7(読解)を54分で解答するようにしました。
全てを解答することはできませんでしたが、以前よりも解くスピードは上がっていると思います。
 
ルームメイトも別の試験会場で受けたようですが、試験1週間ほどで結果が郵送されていました。
ぼくの結果はまだ来ていません(住所をUCSFのラボにしていたのですが、逆に遅くなりました)。
次回3/12に再度San Franciscoで受験予定です。
自己ベスト更新を狙います。

— posted by 佐田潔 at 10:09 am   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

ハーフマラソン③

今回のコースはSan Franciscoにしては珍しく、アップダウンの少ないコースでした。
1時間30分ぐらいで走れればと思いながらスタートラインに立ちました。
 
最初の1kmを4分半ほどで走りましたが、前日にお酒を飲んだせいか体が重く感じました。
目標達成のためには4分15秒/kmのペースが必要になりますが、翌日はゴルフも予定していたのであまり無理はできないと思い、1kmを4分半で刻んでいき、後半余裕があればペースを上げようと考えました。
10kmぐらいまでは比較的余力がありましたが、後半の海沿いを走るコースで少し風があり、ペースを上げることができませんでした。
 
タイムは1時間35分で、フラットなコースだったのに思ったほどタイムが伸びませんでした。
ただ準備さえしておけば1時間30分も十分可能だと感じます(アップダウンの多いコースでは難しいかもしれませんが)。
来年もこのレースに参加して、次は自己ベストを出したいと思います。
 
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— posted by 佐田潔 at 10:29 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

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