骨粗鬆症学会@名古屋 -3

最終日はランチョンセミナーをさせていただきました。

前半は、私が推している骨粗鬆症の薬物治療の治療方針をお示しして、
中盤は、テリパラチドが骨微細構造におよぼす効果を解析したTERABIT studyのデータをお示しして、
最後に、最近気づいた医療経済的な話題を盛り込んでみました。

また、今回の学会では、若手研究者育成委員会Link の仲間達の活躍にも、テンション上がりました。
全員は見れませんでしたが、蛯名先生の英語発表や質疑応答は圧巻でしたし、
産婦人科の北島先生は、整形外科医が全く理解できてない女性医学への深い造詣がありますし、
理学療法の旭先生は、どうやらすごいデータベースを持ってそうだし、
統計学の上村先生の教育研修講演はとてもわかりやすく、骨分野では貴重な人材で、今後ファンが増えそうな予感です。

4年ぶりの完全現地開催は、須藤会長の元、大成功に終わり、
ディスカッションも活気に溢れ、フロアでは演者とりかこんで質問して、
参加者みんなが何だかテンション高めで、みんなの笑顔、笑顔に、元気をもらいました。

ところで、さきほどホームページLink を確認しましたら、4,700名を超える参加??これはすごい!
評議員会の報告では、会員数は11226名(医師4070名、メディカルスタッフ等 7156名)で、昨年より1500人増です。


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— posted by 千葉恒 at 09:25 pm   commentComment [0] 

森井賞 受賞

本学会で、名誉ある第18回「森井賞」を受賞することができました。

森井賞Link 」は、日本骨粗鬆症学会が、毎年、骨粗鬆症分野における優れた臨床論文に対して
(今回の場合は2022年の論文に対して)表彰する論文賞です。

昨年、Boneにアクセプトされた「TERABIT study」(テリパラチド研究)の論文が、森井賞に採択となりました。
(Randomized controlled trial of daily teriparatide, weekly high-dose teriparatide,
or bisphosphonate in patients with postmenopausal osteoporosis: The TERABIT study)

この論文は、Boneのホームページの「The most downloaded articles in the last 90 daysLink 」において、
アクセプトされた直後の2022年5月ごろから、1年以上にわたあって、ベスト8に入り続けています。

本研究は、共同著者23名、共同著者に書ききれずAcknowledgmentsで謝辞を書かせてもらった方36名、
たくさんの皆様のご協力で、成し遂げた研究です。こころより感謝申し上げます。

共著者も含めて、表彰の盾をいただく予定になっていますが、直前に理事長選挙があり、
共著者も多すぎて印刷が間に合わず、後ほど送られてくるそうです。楽しみです。


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— posted by 千葉恒 at 05:54 am   commentComment [2] 

 

骨粗鬆症学会@名古屋 -2

2日目です。思い出に残る1日となりました。

森井賞については後述します。

2日目は、骨粗鬆症学会で初めて、教育講演の機会をいただきました。
須藤会長から与えられたテーマは、「骨微細構造からみた骨粗鬆症」です。

私は、骨微細構造は日常臨床で検査できるものではないので、
骨粗鬆症学会で扱うテーマとしては、興味をひかれにくい、と思っているのですが、
超満員のご聴講をいただきました。ご参加いただいた方、ありがとうございました。

講演内容は、明日からの診療に役にたつこととして、DXA評価のノウハウで入りつつ、
後半のほとんどのスライドを、自前のデータをお示ししながら「何かを考えてもらおう」という構成にしました。

自前のデータ、つまり、私たちの520名のデータ(J-CaraT study)の散布図を、
100枚のスライドのうち40枚、ひたすら見せまくる、ということをやってみました。

教育講演は教科書的な内容を期待されているので、吉と出るか凶と出るか、心配でしたが、
思いのほか、リアクションは良かったように思います。

同日、夜は、久々の全員懇親会が開催され、古い知り合いにたくさん再会で、楽しい時を過ごせました。
みんなそれぞれのフィールドで地元でがんばっているな、と感じました。

学会のゲストである、Dr. Peter Ebeling 先生は、昨年のASBMRの学会長で、
同学会のアドバイザリーボードで、たまたまちょっと同席しただけでしたが、覚えていただいていて、
会場や全員懇親会、帰りのタクシーもご一緒させてもらい、たくさんお話しをすることができました。
完全現地開催の良さですね。

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— posted by 千葉恒 at 05:28 am   commentComment [0] 

骨粗鬆症学会@名古屋 -1

さて始まりました。

第25回 骨粗鬆症学会@名古屋に参加しています。
会長は三重大学整形外科の湏藤啓広教授です。私の大好きな気さくな先生です。

今年の役割は座長x3と、教育講演x1と、ランチョンセミナーx1と、賞の授賞式です。

初日は、若手研究者育成委員会のシンポジウムで座長をしてきました。
構成は、吉村典子先生のレクチャー(25分)、サマセミ出身の一般演題x3題(15分x3名)です。

一般演題の演者3名は、それぞれ理学療法士さんと、看護師さんと、栄養学の学生さんでしたが、
いずれもテーマが面白く(サルコペニア、薬剤コンプライアンス、腸管カルシウム吸収)、
サマーセミナーでブラッシュアップされて、内容が補強されており、クオリティが高かったです。

今年の骨粗鬆症学会は、Webなしの完全現地開催で、昔にもどれたようで、とてもいい感じです。
古い知り合いにもたくさん再会でき、同窓会みたいで楽しいですね。


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— posted by 千葉恒 at 11:01 pm   commentComment [0] 

コロナ感染(2回目)

コロナ感染で撃沈していました。昨年の夏に続き2回目です。

これなんでしょうね、、去年もそうだったんですが、この病気、メンタルに来ますね。

今回はゾコーバ内服して、発熱は2-3日ぐらいで済んだのですが、
ホテル監禁生活でネガティヴになって、復帰後も1週間ほど、もうまったくスイッチが入らない。。

この数日で、やっとポジティブモードに戻れました。
前のように仕事しまくってます。


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— posted by 千葉恒 at 08:34 pm   commentComment [2] 

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