バースデー

我が家の三兄妹はみんな早生まれで、1月2月3月で、それぞれ7歳4歳1歳になります。今月から毎月、お誕生日会です。
K-pon7歳ですよ。大きくなったな。ひーたん、あーたんは最強に可愛い姉妹になっていってます(いずれもブログ上の名前です)。

多忙な日々ですが、年末には初めてのUSJ&海遊館に行ってきました。楽しかったなぁ。
臨床も研究も家族も、もういくら時間があっても足りません。


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— posted by 千葉恒 at 10:08 pm   commentComment [0] 

最強のタイトル

講演会には、専門医の継続のための単位をつけることができます。日整会や、リウマチ、リハビリなどなど。
聴講者の中には「単位のために参加する人」もまぁまぁいます。

講演をするようになって知ったことですが、「どの単位を取れるか」は「タイトル」で決まる、らしいです。
よって、聴講者を増やすためにタイトルに細工をしている演者も多いです。

実際使う気は無いのですが、最近思いついた最強の講演会タイトルは、

「医療安全を考慮した多職種連携によるステロイド性骨粗鬆症の治療戦略」です。

「医療安全」で日整会14番が取れて、「多職種連携」でリエゾンがつけれ、ナースやPTの参加も見込めます、
なおかつ「ステロイド性」を入れることでリウマチの単位もつけれ、「骨粗鬆症」で日整会の1か4番も取れます。
こんなタイトルを見かけてら、「やりおったな」と思ってください。

ところで、縁あって、2ヶ月で2回も愛媛に行きました。愛媛は食べ物や風景など、気に入ってます。
下のお城の写真は、今治城で、壁の写真は、愛媛空港です。
「県獣:ニホンカワウソ」がシュールだったので、人が多くて恥ずかしかったですが撮りました。
長崎の県獣って何かな、、


→ 補足:ググりました。

県獣を選定している県は11県のみだそうです。長崎にもいました。
宮城 シカ
山形 カモシカ
栃木 カモシカ
富山 ニホンカモシカ
山梨 カモシカ
長野 カモシカ
三重 カモシカ
山口 ホンシュウジカ
香川 シカ
愛媛 ニホンカワウソ
長崎 キュウシュウシカ

シカ10匹 vs カワウソ の状態でした。カワウソがんばれ!

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— posted by 千葉恒 at 06:50 am   commentComment [2] 

あけまして

おめでとうございます。 ってもう、1月15日ですが。

さて、毎年かかげている今年の目標ですが、
昨年のテーマLink は「世界レベルの仕事を、工夫を凝らしつつ、楽しくやる!」でしたが、
「楽しくやる」ってのが、なかなか簡単でなかったですね。みんな常に時間に追われて、余裕がなかったかな。

今年のテーマは、私が「不得意」としてきた「組織力のレベルアップ」です。

今までの研究は「HR-pQCTでこんなんやってみました」みたいな、パイロット研究が主でしたが、
今後は、より規模が大きな臨床研究もやっていこうと思っています。

そのためには、個人ではなく組織で大きな仕事をする力が必要でして。
今まで、サンフランシスコ UCSF〜シリコンバレーで、いろんな人と出会ったり話したりする機会をもらってきましたが、
やっぱり日本の弱さはその辺にあるのかなぁ、と感じてきました。

鍵を握るのは、医師(大学院生)でなく、実は、研究補助のスタッフだと思っています。
現在、看護師、医学生、主婦の計8名の方が、HR-pQCTの研究をサポートしてくれてます。

仕事としては「コーディネート」「画像解析」「データ管理、IT」「書類(倫理委員会、CRF)」「会計」の5つです。
私が大学院生の時は(2007-11年)、私1人だったので、もちろん全部自分でやってきたのですが、
今はやっている研究の数や規模が違いますし、週1だけの社会人大学院生たちだけではとてもカバーできません。

以前、なにか学会の登録フォームで、下図のような、役職の選択をする欄がありました。
気になって、スクショを残していました。書き出すと、、

・Administrative Assistant 事務員
・Biostatistician 生物統計家
・Clinical Research Coordinator コーディネーター
・Database Analyst データマネージャーかな?
・Laboratory Director ディレクター これ私ですね
・Laboratory Information System Coordinator これはITかな
・Laboratory Supervisor スーパーバイザー 教授かな
・Laboratory Technician テクニシャン 私たちのラボの場合は、画像解析作業をする人ですね
・Nurse 看護師
・Physician 医師

私たちのラボの場合、上記のうち、生物統計家以外は、全部います:
上から、3、0、3、1、1、2、1、4、1、14人かな、
ただ、兼業・兼務が多かったり、経験値の浅さもあったりで、どうしたらいいものかと、悩み続けていました。

今年は、もっと意識的に、この組織力をレベルアップできないかと考えています、、嫌がられない範囲でね。
あとは、もし出会いがあれば、ポスドク(PhD、純研究者、医師でなくて)も、必要なのかもしれません。

ご存知の方も多いと思いますが、今、日本の臨床研究は、今、大きな転換期にあり、医師への負担が半端なく大きくなっています。
今の私の環境は、かなり恵まれており、まだ勢いのあるうちに、トライアル&エラーを繰り返して、本物にしたいと思っています。


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— posted by 千葉恒 at 09:19 pm   commentComment [0] 

2019年

2019年のイベントを振り返ると、、

1月 ロモソズマブ承認Link
2月 QMSKI(骨画像解析の1週間合宿)に参加Link  @レイクルイーズ
3月 研究グループからスタッフ2名(嵜本さん、藤原さん)が卒業
3月 第三子、あーたん誕生!Link
4月 研究グループにスタッフ2名(吉武さん、宮崎さん)が参加
9月 テリパラチド週二回製剤承認Link
9月 ASBMR@オーランド → デンバー、サンフランシスコ訪問Link
10月 研究グループに大学院生1名(新見先生)が参加
10月 骨粗鬆症学会、骨代謝学会(合同開催)Link
3、7月、11月 HR-pQCTの3〜5本目の論文がアクセプト(佐田先生:ELBLink江良先生:FxLink白石先生:KOALink

論文ですが、昨年は「2019年は8本通す」と宣言していましたが、3本どまりでした。来年は、、10本以上通す予定です(大丈夫か??)(千葉:QUS、NSA、ビタミンD、PTH、IBN、岡崎先生:relative、西野先生:Fx、横田先生:NOR、末廣先生、LC、久芳先生:AI)

まだいまいち、英文論文化の流れをつかみきっていません。大きな研究グループを与えてもらっていますので、英文論文化はシステムとして確立しないといけません。がどうすればいいのか、いまだに答えが見つかりませんね。誰か教えてほしい。

多くの研究テーマ(36プロジェクト)と画像データを、多くの研究員(14名)とスタッフで(8名)で、解析し論文化していますが、その運営は容易でないです。企業や基礎の研究グループとの最大の違いは、研究員が全て臨床をメインでやっている整形外科医であり、それぞれがかなりのマルチタスクを負っており、研究に費やせる時間は週に0〜1日程度という点です。全員がそろう時間帯がないため、全員ミーティングも存在しません。 

一方、今年は、骨粗鬆症治療薬に、新しい薬が2つ登場しました。しかし今後は、あと1つ新薬が出たらそれ以上は新薬は出ないと言われています。おもに骨粗鬆症の世界で研究を展開している私たちとしては、短期的にはそれらの新しい薬の評価などをしていきたいですが、その先に関しては、新たな方向性も考えないといけません。

やりがいはありすぎるほどありまくっているのですが、幸せな悩みはまだまだ続きそうです。

ではよいお年を。

— posted by 千葉恒 at 10:41 am   commentComment [0] 

15KOA

長崎大学HR-pQCT研究の、第5弾の論文がアクセプトされました。白石先生の論文です。おめでとう!

私たちが使用している第二世代HR-pQCTは、がんばれば「膝」の撮影をすることができます(下の写真)。
「15KOA」というコードで管理されているこの研究は、変形性膝関節症(osteoarthritis of the knee:KOA)患者さんの膝の軟骨下骨を、HR-pQCTを用いて詳細に解析しています。

本論文では、計20名の健常人〜OA患者の膝をHR-pQCTで撮影し、OAの進行と、軟骨下骨の変化を横断的に調査しています。
その結果、内側関節で、軟骨摩耗の進行やアライメントの内反化と、軟骨下骨の骨梁の肥厚に相関を認め、内側関節の中でも特に、前方や内側で強い相関を認めました。

OA膝の病的変化は、「軟骨摩耗」「関節炎」「軟骨下骨変化」の3つで構成されますが、前二者を精査できるモダリティはMRIですが、軟骨下骨を最も詳細に解析できる現存するモダリティは、HR-pQCTと考えられます。

本研究の結論として、病態の一部を捉えたこともありますが、それよりも、解析手法を確立したことの方が、私としては重要と考えています。本研究で得たノウハウは、今後、多くの膝の研究に応用できます。

まぁ、実際のところは、HR-pQCTで膝をきれいに撮影することは、容易ではありません。よく、体位やガントリー直径の指摘を受けますが、それよりも何よりも問題は、モーションアーティファクトと画質です。もし第三世代HR-pQCTが開発されれば、この問題は大きく改善すると思います。5〜10年後かな。

本研究は、Bone(Impact Factor: 4.360)に掲載されました。
In vivo analysis of subchondral trabecular bone in patients with osteoarthritis of the knee using second-generation high-resolution peripheral quantitative computed tomography (HR-pQCT)Link

ちなみに、このブログを見返すと、アクセプト報告など、リア充構成になっていますが、実際は違います。
いま手元にある3つの論文のうち2つはリジェクトをくらっており、基本的には論文は「負け続け」です。
さらに「既に完成すべき論文」が4つ、完成していません。私の仕事術が迷走しまくっており、多重債務者となっています。
この冬休みで挽回できるかな、、

あ、メリークリスマス。

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— posted by 千葉恒 at 09:03 pm   commentComment [0] 

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