疎遠

いま、海外の友人から無視されているメールと、こちらが無視しているメールがあります。
こうやって連絡が途絶えていくのかなぁ、と。

私は留学時代のコネクションを大事にしており、2013年に帰国して以降も、毎年、海外出張で現地で直接会うことで繋がりを保ってきました。
しかし2020年の今年は長崎を出れず、彼らとは、簡単にいうと「疎遠」になってきました。
私にとっては、毎年会うからにはしっかり連絡とっこう、みたいな強制力があったようで、サボり始めています。
今年はクリスマスカードすら書いてない。もう間に合わない。今年はメールにしよう。

そして残念な話なのですが、私たちの留学も一旦終了となりました。
2011-2013 千葉 UCSF(サンフランシスコ、カリフォルニア)
2013-2015 岡崎 UCSF
2015-2017 佐田 UCSF
2019-2021 白石 UC DenverLink (デンバー、コロラド)

無理でしょう。東京にすら行けない生活で、新規の海外留学は。家族の同意が得られません。
今後も、現地での自由な研究生活や海外生活をエンジョイできる保証がありません。

しかしながら、転んでもただで起きるわけにはいきませんね。新たな戦略を練らないと。


追記)
UCSFに留学していた兵庫医大の西尾先生の2015年のこの記事Link に、心打たれました。
コロナが収束し、皆が以前のように留学への憧れを実現できる生活に戻ることを祈念しています。


— posted by 千葉恒 at 05:54 am   commentComment [2] 

レゴ 1985

またレゴネタです。

実家に私が子供のころに遊んでいたレゴが残っていました。
母親が綺麗に残してくれていました。

パーツや説明書を見ると、今でも興奮がよみがえる!


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— posted by 千葉恒 at 06:09 pm   commentComment [0] 

学術雑誌

最近、学術雑誌に関する質問をたまたま3人ほどから受けたので、軽くまとめてみます。

各分野のインパクトファクターを調べる手段はいくつかありますが、長崎大学図書館が推奨している、
Journal Citation Reports(JCR)Link で調べてみます。

整形外科分野では、今、インパクトファクターが1番高い雑誌はAmerican Journal of Sports Medicine(5.810)です。
しかしながら1番権威があるのはJBJS(Journal of Bone & Joint Surgery:4.578)です。このパターンは他の分野でもよくあります。
ほかには、CORR(Clinical Orthopaedics and Related Research:4.329)やBone & Joint Journal(4.306)が有名です。

最近査読をしていてたまたま気づいたのですが、以前からJBJSよりSports Medicineがインパクトファクターが高いことが気になっていたのですが、
JCRのカテゴリーにSports Scienceというのがあってそこで調べてみると、さらに上があって、British Journal of Sports Medicine(12.680)はかなり高いです。
スポーツ科学のインパクトファクターがなぜ高いのかはその背景は知りませんが、医師以外にも理学療法士やトレーナーみたいな方々も研究する人たちが多いのかもしれません。

骨粗鬆症や骨代謝の分野は、逆にJCRのカテゴリーとして独立しておらず、内分泌代謝に含まれているので、わかりにくいのですが、
私たちの業界の常識としては、JBMR(Journal of Bone and Mineral Research:5.854)、Bone(4.147)、Osteoporosis International(3.864)が三大ジャーナルです。インパクトファクターは高くないですが、本分野の研究者はJBMRに何本か載せたら、立派な経歴となります。

リウマチ分野は、Annals of the Rheumatic Diseases(ARD:16.102)とArthritis & Rheumatology(9.586)が2大権威です。それぞれ欧州(EULAR)と北米(ACR)のリウマチ学会の雑誌です。

放射線医学では、Radiology(7.931)で、ここでも同じく、権威のある雑誌がインパクトファクターが1位とは限らないです。

そもそも論文の価値は掲載誌のインパクトファクターと同等ではありませんので、いかに引用されたかで評価が問われます。
加えて、論文がアクセプトされるかどうかなんて、エディター、レビュアーの好みでおおよそ決まるので、インパクトファクターには振り回されない方が良いです。

(下はそれぞれ、ORTHOPEDICS、SPORT SCIENCES、ENDOCRINOLOGY & METABOLISM、RHEUMATOLOGY、RADIOLOGY, NUCLEAR MEDICINE & MEDICAL IMAGING)

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— posted by 千葉恒 at 07:16 am   commentComment [0] 

レゴ むーびー

最近の楽しみは、毎晩家に帰ったら見れる、ちょっとずつ物語が進んでいるK-ponの作ったレゴです。

久々登場の我が息子、ブログネームK-ponですが、レゴで自分で物語を作ってよく遊んでいて、
私は毎晩子供たちが寝静まった後に自宅に帰るのですが、帰ってくる私に向けて、そのレゴ物語がちょっとずつ進んでいるのです。

最近は警察泥棒もので、牢屋から脱走した泥棒を警察が捕まえると言うストーリーです。
私もちょっとだけ物語を進めたりして寝て、翌朝は子供が起きる前に私は家を出るので、
その晩に帰ってきたらまた、それに対する反応が見れます。レゴを通して会話しているんです。


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— posted by 千葉恒 at 06:33 am   commentComment [2] 

SPring-8

先週はひっさびさにSPring-8に行ってきました。5年ぶりです。

今までブログに書いたことあったかな、、あったLinkあったLinkあったLink 。写真が若いな。

今回は私たちの実験ではなく、実験見学とミーティングだけです。
割と軽い気持ちで訪問しましたが、行ったらやはり研究魂に火がついちゃって、またここで実験したくなってきました。

SPring-8の研究者も私を覚えててくれてて「あ、千葉さん!お久しぶり」って、
このPhDから「千葉さん」って言われる感じが、懐かしくていい感じなんですよね。病院だと誰でも彼でも「先生」ですから。

そういえば、まだSPring-8では、micro porosity や resorption pit もやりたいし、
trabecular fracture もやりたいし、今回は diffraction(回析)を見て、新たな展開だし、
うーん、、来年から再開しようかな、、

と、また自分で自分を忙しくしようとしています。

まず、査読3つと、学位論文校正3つと、和論文2つと、英語論文2つの宿題をどうにかせねば。だいじょうぶか?この生活?


P.S. 明日は英語で15分のプレゼンあり、この1週間はこれに気を奪われて、仕事が進まず。。

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— posted by 千葉恒 at 11:21 am   commentComment [0] 

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